自動車が進化して使いやすくなる反面・・・
最近の自動車は以前のモデルに比べて修理の難易度が上がっています。
特に、ディーラーや専門外の整備工場にとっては、以前よりも高度な知識と設備が必要になってきています。
難易度が上がっている主な理由をいくつかご紹介します。
■電子制御の複雑化と集中化
・ECU(電子制御ユニット)の増加
エンジン、トランスミッション、ブレーキ、パワーステアリング、エアコンなど、ほぼ全ての機能がECUによって制御されています。
・ネットワーク化(CAN通信)
これらのECUは車載ネットワーク(CAN通信など)で相互に複雑に連携しており、一つの部品を交換しただけでも、他のECUと通信エラーを起こさないよう、専用の診断機を使ってプログラミング(コーディング)や初期設定を行う必要があります。
・ソフトウェア依存
故障原因が物理的な破損ではなく、ソフトウェアや通信のエラーであることも多く、診断が非常に困難です。
■高度な安全装備(ADAS)の搭載
・センサー類の精密さ
自動ブレーキや運転支援システム(アイサイト、センシングなど)に使われるカメラ、レーダー、ソナーなどがバンパーやフロントガラスに搭載されています。
・エーミング(調整作業)の必要性
事故などでこれらのセンサーが少しでもずれると、正しい動作ができなくなります。バンパー脱着やフロントガラス交換を行った場合、センサーの位置や角度を専用ツールで精密に校正(エーミング)する作業が必須となり、これが高度な技術と設備を要求します。
■電動化(EV/HV)による専門性
・高電圧部品
電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)は、高電圧のバッテリーやモーター、インバーターなどの特殊な部品を搭載しています。
・感電リスク
これらの高電圧部品の点検・修理には特別な資格が必要であり、感電のリスクを避けるための厳格な手順(絶縁保護具の使用、メインヒューズの遮断など)が求められます。
■構造の複雑化と密閉化
エンジンルーム内の部品がギッシリと詰め込まれており、一つの部品にアクセスするために、多くの周辺部品を取り外す必要があるなど、物理的な作業の難易度も上がっています。
以上のことから、ディーラーはじめプロショップでは、専用診断機や特殊工具などの設備投資を余儀なくされます。
人件費や光熱費なども上がっているので、点検費用や工賃が上がるのも仕方ありませんね。
保証期間の切れた新車価格が高額なクルマを中古車で購入すると・・・
1つの部品が数十万円なんてことにもなるので、検討されているかたは十分気をつけましょうね。
好きな車と、暮らそう。
AUTORIESEN
052-774-6151
auto@riesen.co.jp
サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。




