出光丸到着。「ナフサは副産物」の誤解

2026年5月25日

中東情勢悪化後、初めて日本向けの船としてホルムズ海峡を通過した原油タンカー「出光丸」が間もなく愛知県にある製油所に到着します。

マリントラフィックでチェックすると、出光丸が伊勢湾を北上しています。

出光丸クラスの超大型タンカーは、直接港の岸壁に横付けすることは基本的にしません。船体が大きすぎて陸の近くまで接近できないので、シーバースと呼ばれる、海に浮かぶ洋上の原油受入基地に係留します。そしてシーバースから伸びる巨大なホースに接続し、パイプラインで陸の製油所等へ直接送り込まれます。

200万バレル

今回出光丸が運搬した原油の量は200万バレル。日本の1日の原油使用量だそうです。この200万バレル全てがナフサになるわけではなく、1割~2割位がナフサになると思われます。この量のナフサでも1日~数日で消費してしまうそうです。残念ながら自動車の修理に必要なケミカル類の原料は、ごくわずかになります(そもそも回ってくるのか不明)。

ナフサは副産物の誤解

SNS等でナフサは副産物だと言っている人が多いのですが、ナフサは副産物ではなく、石油精製の主要産物の一つです。

原油からはガソリン、灯油、軽油、重油、ナフサが精製されますが、これは大豆から豆乳や豆腐が作られるようなイメージに近いです。

今回届いた200万バレルの原油で、ナフサを増やせば燃料(ガソリンや軽油など)が減り、燃料を大目に作ればナフサが減るのです。

確かに、「原油=燃料」の視点が強い人にとってはナフサは副産物と思われるかもしれません。しかし、私たちの生活において、ナフサはガソリンや軽油と同じ位身近なものでなのす。

 


好きな車と、暮らそう。
AUTORIESEN
052-774-6151サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。