TESLAの中古車相場、半年で47%下落
アメリカ合衆国に本社を置くウェルスマネジメント会社、Creative Planningのチーフストラテジスト兼ポートフォリオマネージャーであるCharlie Bilello氏が投稿したXのポストです。
The average price of a used Tesla has declined 18 months in a row, moving from a record high of $67,900 in July 2022 to a record low of $35,844 today (-47%). $TSLA pic.twitter.com/vuTK2C4oZB
— Charlie Bilello (@charliebilello) January 19, 2024
2019年1月から2024年1月までのテスラの中古車平均相場(アメリカの)を表しています。
2019年1月から2022年7月までは急激な上昇を遂げていますが、2022年の7月を境に半年間崖のように急落しているのが分かります。
特に今月はレンタカー会社のHertzが2万台のTESLAを売却すると発表しているので、今後もしばらく価格下落が続く可能性があるそうです。
アメリカの中古車を扱っている自動車販売店は、恐らく中古のTESLAを在庫しておくことがとてもリスクだと思っているはずです。
実際にはいろんな要素が絡んで、必ずしもこの通りにはならないと思いますが、平均相場の1台があったと仮定すると…
去年の10月に49,090ドルのTESLAの中古車が在庫1台保有。それが3ヶ月間売れずに在庫として持っていた場合、35,844ドルにまで目減りしてしまいます。目減りした金額は13,246ドル、日本円で196万円も価値が落ちることになります。
中古車相場がこんなに不安定だと、利益が吹き飛ぶどころか大赤字になる恐れがあるので、TESLAの中古車で商売するのはとてもハイリスク。となると、買取価格も値落ちリスクを恐れてさらに下の査定額を提示しなければならないので、相場がどんどん下落する悪循環になってしまいます。
自動車メーカーとして異端児といえるテスラは、自動車業界に大きな影響を与えています。今後も常識を覆すような革新的なことを成し遂げるかもしれないので、恐ろしくもあり楽しみでもあります。
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