「建物から離れた場所に駐車して」

2024年8月31日

アメリカの話になりますが、2019年モデルのジャガーのEV、I-Paceは、車両下部から発火する恐れがあるそうです。車両下部には高電圧トラクションバッテリーが配置されています。

ジャガーは約2,760台のI-Pace所有者に対して、対策が完了する30日間程の間は、屋外の建物から離れた場所に駐車するよう緊急で勧告しました。

高電圧バッテリーが過熱して火災になったケースがあったみたいですが、現時点ではまだ確実な解決策を見い出せていないそうです。とりあえずの対策として、ソフトウェアの更新によって充電容量を80%に制限し、発火リスクを軽減させるみたです。つまり30日間待ったとしてもあくまで暫定的な措置を行うにとどまり、これから本格的な対策を考えるようです。

ジャガー I-Paceで問題になっているバッテリーは、韓国のLG Energy Solution(LGES)製。HYUNDAI KONA EVやGMのシボレー・ボルトEVでも火災が発生しているみたですね。

EVは発火の恐れがあると、メーカーはしばしば充電容量を制限する手段を使います。EVの購入時には、航続距離も重視すると思いますが、それを制限されてしまうのは購入者にしてみれば不愉快な話でしょう。

それにしても日本の自動車メーカーのEVが発火したニュースは聞かないですね。

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