TESLAのAIコンピュータ、Cortex
イーロン・マスクがXに投稿したAIトレーニングコンピューティングクラスター、Cortex。まるでSF映画のワンシーンのような風景ですね。
Video of the inside of Cortex today, the giant new AI training supercluster being built at Tesla HQ in Austin to solve real-world AI pic.twitter.com/DwJVUWUrb5
— Elon Musk (@elonmusk) August 26, 2024
ここで、世界中のテスラ車から集めた膨大な量の情報をCortexが処理・分析するみたいです。
このCortexはNVIDIA H100、H200 GPU を10万台以上搭載しています。AIにGPUが必要とされていることをご存知の方も多いと思います。NVIDIAの株価が上がったのも、AIに使用するGPUの需要が急増したからです。
NVIDIAのH100/H200 GPUが10万台以上ってどれくらい凄いのかよく分からないのですが、Cortexは一般家庭数万軒分もの消費電力が必要になるそうです。
H100/H200 は高グラフィックのゲームが好きなゲーマーであっても使うことはありません。50万円以上の高性能ゲーミングPCには30万円位するGPUのGeForce RTX 4090が搭載されていると思います。Cortexに搭載されているNVIDIAのH100/H200はGeForce RTX 4090とは比べ物にならない位高額で、1つ数百万円もします。それを10万台使うって、そりゃNVIDIAの株価も上がりますよね…。GeForce RTX 4090はゲーム用ですが、H100、H200はAIや高性能コンピューティング(HPC)向けなので、全く用途が異なります。
Cortexは完全な自動運転、ロボタクシー運用を目指すために活用するようですが、車両以外にも人型ロボットのOptimusの性能UPにも貢献すると言われています。
自動運転については、世界中のテスラ車から集めた膨大な量の情報をCortexが処理・分析するんだとか。Cortexは何百万人もいる運転手の操作情報を集めて極短い時間で学習します。どのような状況で危険度が上がるのか、また、どう回避すれば事故に繋がらないのか等を学ぶのでしょう。
つまりテスラの運転手は、Cortexに運転方法や危険回避について教えてあげている、と言うことになります。今までの自動車メーカーが考えもつかないことを実現させようとしているTESLA。凄いです。
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