GPS連動タイプの速度制限装置搭載義務化の法案

2024年1月26日

カリフォルニア州上院議員のスコット・ウィーナー氏が提出した法案が話題になっています。

2027年以降に製造される自動車(緊急車両を除く乗用車・トラック)に、Speed Governorsと呼ばれる、GPSと連動した速度制限装置搭載を義務付けるという法案です。

この速度制限装置は、走行している道路の制限速度をGPSで管理し、その制限速度より10mph(時速約16km)以上の速度が出ないようする、というものです。

例えば制限速度が60mph(時速約96km)の道路の場合、70mph(時速約112km)以上の速度はリミッターが働いて出せなくなります。

ウィーナー氏は、命を救うためには速度違反を防ぐ必要があると主張しているようです。

しかし、これには

「政府による過剰な干渉だ」
「80mph(時速約128km)しか出ない911ターボが売れなくなるのでは?」

と、速度制限装置義務化を懸念する声も。

ウィーナー氏は既にこの法案に賛成している人も多数いると主張しているそうですが、車愛好家や特定の団体から強い反対の声が上がる可能性もあり、この法案は見送られるとの見方が強いそうです。

カリフォルニア州では新型コロナのパンデミックが収束してから急激に交通死亡事故が増え、2023年にはカルフォルニア州の交通死亡事故件数(3,024件)が殺人件数(2,903件)を上回ったそうです。どちらの数字もかなり多いので驚き!ウィーナー氏がこの法案を速度制限装置搭載の義務化をしたくなるのも理解できます。

日本でもこんな法案が出てこないよう、皆さん安全運転を心がけましょう。

好きな車と、暮らそう。

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