このタイヤでもう1年がんばろう
eBayの調査によると、イギリスでは物価高が続いていて、タイヤ交換をギリギリまでしない人が増えているそうです。
特に家賃、高い金利の住宅ローン返済等、住居にかかる費用が家計を圧迫しているそうです。
イギリスにはMOTと呼ばれている車検制度があって、新車は日本と同じ3年間は受ける必要がありませんが、それ以降は毎年受検しなければなりません。
タイヤがすり減っていて交換時期だと分かっていても、
「MOTに受かるなら…」
と、次のMOTまでタイヤの購入時期を先延ばしにする人が10人に1人いるそうです。因みにMOTの基準をクリアするにはタイヤの溝が1.6mm以上必要だそうです。1.6mmということはスリップサインまでってことですね。例えば2mm残っていればMOTは合格するでしょうし普通走行は可能ですが、濡れた路面、緊急回避や急停止を余儀なくされた際には新しいタイヤと比べると大きく性能が劣ります。
イギリスの整備士は、最近お客さんがタイヤ交換に関してかなり消極的になっていることを目の当たりにしているそうです。高額車に乗っている人でも、タイヤの出費を可能な限り抑えようとする人もいますが、タイヤはある程度お金をかけるべき消耗品だと思います。
ニュース記事のコメント欄には
「この冬、家の暖房を消したくないからタイヤは翌年買う」
と言うコメントが載っていました。
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