日本の自動車保険料は上がる?下がる?
自動車保険が高くなっているのは、某大手◯◯◯モーターのような保険金不正請求等の影響もあるのだろうと思いますが、車の構造が複雑になっていることも大きな要因の1つです。
これは日本だけの問題ではなくて、アメリカのネバダ州では10年間で保険料が50%以上上昇しいて、ここ1年だけでも18.9%も高くなっているそうです。インフレ、修理代や部品代のコスト上昇、事故で負傷した際の医療コストの上昇、どんどん高くなる自然災害リスクがアメリカの自動車保険料高騰の原因でも。
また、アメリカの保険料高騰は、2023年10月23日のブログの記事で紹介したKIAとヒュンダイが盗まれまくっている件も影響しているみたです。
カナダでも保険料が上がっていますが、とりわけアルバータ州の保険料は他の州より保険料が高くなっています。アルバータ州の保険料が高い理由は、事故が発生した際他の州よりも訴訟に発展するケースが4倍高いからです。
訴訟になった場合、弁護士費用がかかるだけではなく、訴訟にならないケースと比べてより高額(だいたい2倍だそうです)な請求になるので、保険料も上がってしまうのです。
イギリスはもっと大変で、1年間で50%近く、条件によっては2倍近くまで保険料が上がっているそうです。これによって車に乗ることを諦めなければならない人が増えているそうです。イギリスも日本と同じで年齢の若いドライバーは高額な保険料を支払わなければなりません。ある調査によるとイギリスで18歳のドライバーの年間保険料は平均2,995ポンド(日本円で55万円くらい)するそうです。
イギリスでは保険会社が暴利を貪っていると不満に思う人も増えているとか。また、保険料が高くなりすぎて無保険・無納税の違法車が増えるのではないかと不安視する声が上がっています。
そう考えると、物価の上昇が他国に比べればまだ緩やかな日本は住みやすい国なのかもしれません。物価は上がっていますが不正請求が減れば保険料も下がらないかな?
好きな車と、暮らそう。
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