アメリカでは韓国車の盗難率が高い理由

2023年10月23日

アメリカで自動車盗難問題になっているHYUNDAIとKIA。

一昔前は、アメリカで盗難される自動車メーカーTOP5内にTOYOTAやHONDAが入っていました。車種単体では、HONDAのアコードが1位になっていたこともあります。

ところがここ最近、HYUNDAIとKIAの盗難率が急激に高くなり、それが問題になっています。

基本的に盗難されやすい車は、複数の国で人気があり、故障率が低く海外へ転売しても高値で売れる車種。ところが、今アメリカでは別の理由で韓国メーカーの車が盗難されまくっているそうです。別の理由とは、セキュリティが甘いから。

どれくらいセキュリティが甘いか気になりますよね。詳しいやり方を言うことはできませんが、USBケーブルとスマートフォンがあれば、セキュリティの脆弱性を悪用して車のキーが無くても簡単に車両を動かすことができてしまうのです。しかもそのやり方がSNSで広まり、HYUNDAIとKIAがぶっちぎりで盗難車の上位ワンツーに君臨しました。

子供でもキー無しでアンロックできちゃいます

引用:TIKTOK

以下は2013年~2023年までにどのメーカーが盗まれていたかを表したものです。
2021年位からHYUNDAIとKIAの上昇が凄い。(止まっている場合は更新してみてください)

引用:CBS NEWS CHICAGO

ある女性がHYUNDAIの乗用車を盗難され、防犯カメラを確認したところわずか18秒で車を奪い去られてしまったそうです。

シカゴでは14ヶ月間に12,240件のHYUNDAIとKIAの盗難が発生。これはシカゴだけで1日で29台も盗まれている計算です。

車両盗難は所有者の財産を奪うだけではなく、盗んだ両を悪い人たちが犯罪に使うことも問題になっています。また、盗難車は事故を起こす確率がかなり高いらしく、交通事故による死傷者数が増えることにつながるそうです。

HYUNDAIとKIAがあまりにも簡単に盗まれてしまうので、その対策として盗難の確率が高い車両の保険加入を拒否している保険会社もあります。保険に入れないような車を買うのは嫌ですよね。

メーカーもセキュリティレベルを上げるためにソフトウェアのアップデートで対応するそうですが、それまでの間はハンドルロックを取り付ける、貴重品を置かないようにする等で自己防衛しなければなりません。

盗む人が悪いのですが、対策が遅れると訴訟問題になって大変なことになりそうです。

好きな車と、暮らそう。

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