グリーンランドの不思議な車事情

2026年1月21日

トランプ大統領が手に入れたいと思っているのが、デンマークの自治領グリーンランド。Netflixのコペンハーゲン(BORGEN)でもデンマークとグリーンランドの関係のことを取り上げていましたが、とても状況は複雑で(あくまでドラマなので実際はもっと複雑)、そこにアメリカが関与したら今後よりグリーンランドを取り巻く環境がさらに複雑化しそうです。

グリーンランドは面積の約80%以上が氷雪気候で、ツンドラ気候のエリアに人口6万人にも満たない住民が住むのが居住しています。

自動車非依存社会

グリーンランドは特殊な地形と気候の影響で、世界でもまれな自動車非依存社会です。自動車に依存していない、と言うと少々語弊があるかもしれません。言い方を変えると、家庭単位では必需品ですが、社会としては自動車非依存です。

その理由は、日本の6倍近い面積の国土でありながら、グリーンランドの道路総延長距離は日本の1/8500しかありません。グリーンランドの道路総延長は150km程しかなく、町と町を結ぶ都市間道路が1本も存在しません。

つまり、隣の町まで車で行くことが不可能なのです。グリーンランドには、衛星都市という概念が存在しません。

最大都市のヌークですら、最も近い町のカピシリット(Kapisillit 人口50人程)まで直線距離で約75km。しかもGoogle Mapの画像の通り、車で行くことは不可能です。

車は移動できる暖房

グリーンランドでは、自動車は移動できる暖房、待避所として重宝されています。

ブリザードのような悪天候の日は、数百メートルという極短距離の移動で車を利用します。また、オーロラ観測、狩猟、港湾での物資の積み下ろし等の際に、外で待っていたら凍死してしまうので、暖房の効く車が必要になります。勿論車は移動手段ではありますが、グリーンランドでは命を守るための動くシェルターとしての性格が強いようです。

また、グリーンランドでは自動車が若者にとっても逃げ場、溜まり場にもなってるそうです。その理由は、カフェや娯楽施設が少なく、家族に邪魔されること無く、安全に集まれる場所が暖房を使用できる自動車なのです。

条件によってはスノーモービルの方が便利

条件によっては、道路に縛られず、ほぼ直線距離で移動できたり、軽量でスタックし難い、スノーモービルの方が便利なこともあります。しかし、スノーモービル最大の弱点はただでさえ寒いグリーンランドで、風を切りながら走ると言う事になるので、体感温度はそりゃもう…

 


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