原油価格高騰でEUの中古EV市場に活気
イランでの紛争によるガソリン価格高騰の影響を受け。欧州では中古EV市場が急成長しています。
2ユーロが心理的抵抗ライン
EU内のガソリン価格が短期間で上昇。地域によりますが、燃料価格大きな負担と感じる心理的抵抗ラインがリッター2ユーロ(日本円で約368円)と言われています。
そしてとうとう2ユーロを超える地域が続出してきました。
中古EV市場に活気が出始める
燃料コストがリッター2ユーロを超えて活気が出始めたのが中古EV市場です。燃料費の負担増に耐えかねた消費者が、内燃機関車(ガソリン・ディーゼル車)を避け、急速にEVへ関心を持ち始めたのです。
活気が出始めたのは新車EVではなくあくまで中古EV市場です。その理由は
- 価格
リセールバリューが悪いEVは中古車が安い。 - 納期
世界的なサプライチェーンの問題で新車の納期が数ヶ月かかるが、中古車はすぐに乗り始めることができる。 - 信頼性向上
バッテリー診断証明書の普及やバッテリーの高性能化等で中古EVに対する不安が払拭されつつある。
新車EV市場はどうなるか?
燃料価格高騰を好機として捉えているEVメーカーもあります。MG(中国SAIC傘下)等は、これを機にEV乗り換えを促す攻めの宣伝を展開してます。
皮肉なことに、EUはつい最近、EVシフトの手綱を緩めたばかりでしたが、突然の燃料価格高騰が発生した形です。
イラン問題、EVにとっても実はマイナス
今回のイラン問題、短期的にはEV市場の存在感をアピールするチャンスではあります。しかし、もしイラン情勢がこじれてしまった場合、内燃機関車市場だけではなくEV市場にとっても深刻なダメージが及ぶ恐れがあります。
- 材料コストの異常高騰
アルミニウム価格が高騰しています。特にEVはアルミニウムの使用量が多く、影響を受けやすいです。また、半導体材料の高騰の影響を受け、半導体価格も上昇する恐れがあります。半導体もICEよりEVの方が多く使用されています。 - 金利上昇
物価が上がると金利も上がります。EV、ICE問わずローンを使って新車や高額車を購入する人が、資金的な問題で購入を断念する可能性があります。
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