マヒンドラがインド自動車市場で初の2位に

2026年1月7日

インドの自動車業界で歴史的な出来事がありました。

マヒンドラ&マヒンドラ(以降マヒンドラ)が、2025年のインド乗用車市場において、ヒョンデやタタ・モーターズを抜き、初めて年間販売台数で2位の座を獲得しました。マヒンドラの2025年の販売台数は607,447台。同じインドの自動車メーカーで、今回3位だったタタ・モーターズの販売台数は591,702台でした。この数字を見ると、マヒンドラとタタ・モーターズがデッドヒートだったと分かりますね。

ラインナップをSUVに特化したマヒンドラは、スコーピオ、ボレロ、XUV 700、XUV 3XO、Thar Roxxなどのモデルが好調で、2024年の4位から2位に浮上したのです。


インド人はSUVが好き

以下は2025年1月~11月までにマヒンドラが販売した車種別データです。マヒンドラは乗用車部門ではSUVにほぼ全振りしていますが、1車種だけマラッツォ(Marazzo)というMPVも販売しています。マラッツォの製造はすでに終了していますが、依然在庫は残っている状況。在庫車なので大幅値引き販売していると思いますが、それでもMPVなので売れ行きは悪いようです。

マヒンドラ 車種別販売台数(2025年1月〜11月)

車種名 販売台数 カテゴリ
スコーピオ (Scorpio) 161,103台 SUV
タール・ロックス (Thar Roxx) 107,326台 SUV
ボレロ (Bolero) 93,436台 SUV
XUV 3XO 90,608台 SUV
XUV 700 80,251台 SUV
XEV 9e / BE 6 38,841台 EV (SUV)
XUV 400 2,764台 EV (SUV)
マラッツォ (Marazzo) 328台 MPV

 


なぜマヒンドラが好調だったのか?

マヒンドラが好調だった理由は、

  • SUVに特化した戦略
    マヒンドラは乗用車のラインナップをSUVのみにしました。インドの道路はかなり舗装が進み、オフロード走行する需要はそれほどありません。しかし、インドの道路にはスピードブレーカー(スピードバンプ)と呼ばれるかなり大きな段差が多いので、それを容易に通過できるSUVが好まれるようです。また、モンスーン時期の道路冠水もSUV人気の理由の1つです。
  • 減税(GST 2.0)の恩恵を受けやすいラインナップ
    2025年9月22日からスタートしたインド政府によるGST(物品サービス税)の恒久的な税制改革の第二弾、GST 2.0が施行されました。マヒンドラが得意とするSUVの減税幅が大きくなる内容だったので、販売が加速しました。さらにマヒンドラはこのGST 2.0の開始前に助走をつけていました。多くのメーカーが9月22日の施行を待つ中、マヒンドラは9月初旬から自社負担で先行値下げを断行。この戦略が2位獲得の決定打になったと言われています。
  • Thar Roxxのヒット
    Thar Roxxが発売されたのは2024年ですが、2025年に入ってからの納車ラッシュが始まりました。2024年末に受けた多数の予約分が、2025年1月以降増産体制が整ったことで次々と登録(販売)されました。

    マヒンドラのHPより引用

圧倒的1位を維持するマルチ・スズキ

インドの自動車市場に詳しい方ならご存知だと思いますが、インドで圧倒的な1位の座に座り続けているのは、マルチ・スズキ。2025年の販売台数は1,833,748台と、2位のマヒンドラにトリプルスコアの差でトップを維持しています。マルチ・スズキは今後もしばらく不動の1位をキープすると思いますが、10年後という長いスパンで見ると、圧倒的な1位をいつまで維持できるのか気になりますね。


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