世界のオートローン金利から見える、日本経済

2026年1月5日

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、2026年はどんな年になるのでしょうか?

今年に入ってからの直近のニュース

・長期金利上昇、一時2.125%
・アメリカがベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領とその妻を拘束して米国へ移送しました。

これに絡めて、オートローンの金利についてお話しようと思います。


ローンの金利はどうなるの?

日本で利上げが進み、住宅ローンやオートローンの金利も上昇しています。弊社でも昨年後半から提供しているオートローンの金利が上がりました。今後も金利が上がる可能性がありますが、具体的にどうなるかはまだ分かりません。

日銀は金利を上げたくないが、上げざるを得ない状況に陥り、その結果金利を上げました。それでも円安は解消される気配がありませんね。これは「日本の利上げには限界がある」と投資家や為替市場がすでに織り込んでいるからだと思われます。

それでもしばらく緩やかに金利は上がると思いますが、大幅な金利上昇は余程のことが起こらない限り可能性は低いと思います。日本の場合、金利が上がることを問題視するのではなく、給料が上がらないことを問題視すべきかも?


日本の経済は終わってない

「日本経済は終わった」という悲観的な声も多いですが、少し楽観的な視点で見ると「日本の経済はまだまだ終わっていない」どころか、世界トップクラスに経済が安定した国かもしれません。これは経済成長が鈍いと言う悪い側面と表裏一体とも言えますが…。

日本が安定している証拠は、オートローンの金利を見れは一目瞭然。少し極端な例になりますが、アメリカが攻撃したベネズエラのように、通貨への信用が完全に崩壊している国と比べたらかなり安定していると言えます。


世界のオートローン金利ランキング(2026年推計)

※各国の政策金利に一般的な貸出スプレッド(上乗せ金利)を加味した、実質的なオートローンの目安金利です。

順位 国名 推計金利(年利) 主な理由
1位 ベネズエラ 60% 〜 100% ハイパーインフレと通貨不安
2位 トルコ 50% 〜 70% インフレ対策の急激な利上げ
3位 アルゼンチン 40% 〜 60% 慢性的な経済危機と物価高
4位 エジプト 25% 〜 35% 外貨不足と大幅な利上げ
5位 ナイジェリア 25% 〜 30% 通貨安と燃料費高騰によるインフレ
6位 ブラジル 20% 〜 28% 経済の安定化を図るための高金利政策
7位 ロシア 18% 〜 25% 戦時下でのインフレ抑制と制裁影響
参考 アメリカ 7.5% 〜 9.5% 景気抑制のための政策金利維持
参考 日本 1.9% 〜 5.0% 依然として世界最低水準

この数字を見ると、日本がいかに安定した国であるか分かりますね。


オートローン金利の高い国でも車が売れる理由

ありえないことですが、仮に日本が今の経済状況でオートローンの金利だけが50%になったとします。

オートローンで200万円を3年(36)回払いで利用した場合

お支払いシミュレーション結果
オートローン申し込み金額 2,000,000円
実質年率 50.00%
お支払回数 36回払
1回目分割支払金 109,200円
2回目以降分割支払金
(35回)
108,200円
オートローン手数料 1,896,200円
支払総額 3,896,200円

こんな金利でオートローンを利用して車を購入する人は誰もいないと思います、日本なら…。

日本では異常と感じるこの金利ですが、ベネズエラ、トルコ、アルゼンチン、エジプト、ナイジェリアなら50%以上の金利でもオートローンを利用して車を購入します。

その理由は

  • 高インフレの国では、現金はどんどん目減りするが、車は価値が残る
  • 高インフレがローンという負債を圧縮する

車が無ければ収入も絶たれる、という事情もありますが、高い金利のオートローンを利用して車を購入するリスクが、我々日本人が思っているより低いのです。

ベネズエラでは、国民が自国の通貨ボリバルを信用していないので、実質的な通貨は米ドル。しかし金融機関は、一般個人向けに安定したドル建てローンを提供することはできません。そのため、10,000米ドルで売られている車を分割で購入する場合、毎月ボリバルに換算して支払います。この結果、購入者は金利負担に加えて、通貨価値が下落するボリバルで返済するという二重の負担を背負うことになるのです。


好きな車と、暮らそう。
AUTORIESEN
052-774-6151

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。