アメリカでバック駐車の映像が炎上した理由
日本で駐車場に駐車する時、ほとんどの人がバック駐車をします。前向き駐車を指定している駐車場もありますが、それでもバック駐車している人がいる位、当たり前のようにバックで駐車します。
一方、アメリカはその反対で、ほとんどの人が頭から突っ込む前向き駐車です。この習慣の違いが生じる理由は、「駐車場の広さが違うから」と広く知られています。
駐車場の広さだけの問題ではない
アメリカで前向き駐車が多い理由は、駐車場が広いことだけではありません。
- 荷物の積み込みが楽
大きなショッピングカートに山積みにした物を車両に積み込む時に、前向き駐車の方が楽。 - ナンバープレートが後ろにしかない州
アメリカには後ろにしかナンバープレートがない州があります。学校や官庁等では、セキュリティ上の観点からナンバーが目視しやすいようバック駐車を非推奨あるいは禁止しているところがあります。 - 駐車場の設計の問題
アメリカの駐車場では、通路が一方通行で、駐車スペースが斜めに設計されていることがよくあります。この場合、そもそも前向き駐車以外の選択肢がありません。
- 盗難リスクの軽減
バック駐車は出やすいメリットがありますが、窃盗犯にとってもそれがメリットになります。車両盗難は時間が勝負なので、狙われやすくなる恐れがあります。
TikTokのバック駐車されたが映像がバズる
そんなアメリカのクリーブランドにあるレストランの駐車場で、すべての車がバックで駐車されていた光景を収めた動画がTikTokで話題となり、大きな論争を巻き起こしました
@chrishamilton239 Where are we??? #fyp #backedup #men #twinpeaksrestaurant @legally blonde ♬ original sound – Chris Hamilton
この動画が問題になったのは、バック駐車している車両が車椅子や歩行器を使う人たちが利用する通路を塞いでしまっていたからです。アメリカの駐車場は日本と違って基本的に車止めがありません。リアオーバーハングの長いピックアップトラックが通路に突き出しています。特にアメリカでは、障害者の権利を侵害することは、かなり厳しく批判されます。
アメリカでもエリアや施設によって前向き駐車とバック駐車の割合が変わるようです。
大量買い客が多いCOSTCOは前向き駐車が圧倒的に多いですね。
バック駐車が多いところもあります。
アメリカでバック駐車する人の主張
アメリカでバック駐車する人はマイノリティ、ではなぜバック駐車するのでしょうか。
「駐車場から出しやすい」
という当たり前過ぎる理由だけだととつまらないので、RedditやSNSでバック駐車している人の面白い主張をまとめてみました。
- ロケットスタートできるから仕事から早く帰れる。
- 今苦労するか、後で苦労するか。私は後で楽したい。
- ゾンビが追いかけてきたらすぐ逃げたい。
- 上司に声をかけられる前に家に帰りたい。
そして、安全性や利便性云々とは全く関係ない理由でバック駐車をする人も存在します。
キャラ作り、アイデンティティの主張としての視点
- 僕の特技は運転、それを主張できるチャンスなんだ。
- 常に準備万端な男と思われたい。
- マジョリティに流されない、独立独歩の一匹狼でありたい。
- バック駐車は、俺の生き方そのもの
今回TikTokでバズった現場は、ツイン・ピークスという山小屋をテーマにしたスポーツバー・チェーン。
ツイン・ピークスのHP
https://twinpeaksrestaurant.com/
フーターズに近い業態で、男の隠れ家的なコンセプトがある店です。「デカいトラックに乗るカッコいい男」がバックで停める、と言う客同士の間に男たちの暗黙の連帯が生まれたのでしょうか?そして次に来た男たちが「お、わかってるな。俺もだ」と隣にバックで並べて駐車。
結果、駐車場全体が「俺たちは前向きに突っ込むような軟弱な奴らとは違うんだ」というアイデンティティの展示場のようになったのかもしませんね。
好きな車と、暮らそう。
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