0→100km/h加速タイム「◯秒」が意味するもの
最近、特にEVやPHEVの新車情報を見ていると、0→100km/h加速タイム「5.0秒」「3.0秒」のように、加速性能をアピールする場面をよく目にします。
この0→100km/h加速タイム、一般道では10秒を切れば合流で困ることもありませんし、ある程度のダッシュは可能。
なぜ0→100km/h加速タイムを追うのか?
「0→100km/h加速タイム 3.3秒」
のように加速タイムを前面に出してアピールするメーカーは、特に新興のEVメーカーに多く見られます。裏を返せば、そこしか性能をアピールできる分かりやすい数値がない、とも言えます。
耐久性や走行安定性、乗り心地は数値化することが難しいからです。特に歴史の浅い中国の自動車メーカーの耐久性は未知数です。
また、EVの場合、0→100km/h加速タイムを縮めることはそれほど難しいことではありません。技術的に未熟なメーカーにとって、「0→100km/h 3秒!」と宣伝することは安上がりに一見凄そうな数字が作れます。安全や耐久性を度外視すれば、これほどコスパの良いマーケティングはありません。
逆に、歴史と実力のある自動車メーカーは、0→100km/h加速タイムを前面にアピールする必要はなく、一部スポーツモデル以外はあまり大っぴらにしていません。
使い所が無い0→100km/h 3.0秒
「0→100km/h 3.0秒」という数字は、確かに所有欲を引き立てるかもしれません。しかし、実際に0→100km/h 3.0秒のEVでアクセル全開走行を繰り返したら、タイヤは消しゴムのように削れ、サスペンションやマウント類への負担が短期間で積み重なり、金属疲労の進行速度も早くなります。
0→100km/h加速タイムにつられ、他のメリット・デメリットを軽視して車を選ぶと、こんなはずじゃなかった…、なんてことになる恐れもあります。その加速タイムが本当に意味があるものなのかを、良く考えてから検討することをおすすめします。
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