VW、中国を「グローバル戦略拠点」へ転換か
フォルクスワーゲンは、中国で開発・製造した車両を海外市場へ輸出する計画を進めているようです。
フォルクスワーゲンは2ヶ月位前から中国で製造したガソリン車を中東に輸出し始めました。今後は中国でのEVの生産を拡大し、東南アジアや中央アジアへの輸出を検討しているそうです。ただし、基本的に中国で生産した車両は欧州市場への輸出は行わない方針です。
なぜVWは中国でEVを製造する?
フォルクスワーゲンが中国でEVを製造する計画を検討している理由は主に2つ。
- コスト競争力の確保
フォルクスワーゲンは中国の自動車メーカーとの厳しい価格競争から生き残るための手段として、中国でのEVを製造を選択しました。中国の巨大な規模と成熟したサプライチェーンを活かすことで、他の地域で製造するよりもコストを最大50%も削減できるそうです。 - 開発スピード向上
中国でのEVは開発製造は、新しいプラットフォームや主要技術について、ドイツ本社の承認プロセススキップすることが可能です。これは、現地中国の生産開発拠点内で開発から生産が完結できる体制であることを意味します。市場のニーズに素早く対応することで、BYDなどの中国自動車メーカーのスピードに負けないための戦法。
因みに、フォルクスワーゲンはこの戦法を実施しやすい環境ができています。もともと中国市場での販売に力を入れていたフォルクスワーゲンは、以前から意思決定と開発サイクルをスピードアップさせる必要に迫られ、中国国内で開発・製造を完結させるin China for Chinaと呼ばれる戦略を打ち出していたからです。
また中国依存で大丈夫なのか?
フォルクスワーゲンは、過去に中国市場への依存しすぎたことで、競争激化による販売減少とグローバルなシェア低下という大きなダメージを受けました。にも関わらず、再び中国を軸とする戦略を選択したことに対し、「また中国に依存して大丈夫なのか?」という意見も出ていると思います。
しかしフォルクスワーゲンは単なる依存ではなく、もう少し複雑な動機があった可能性があります。
- 「依存というよりは活用」
あるいは
- 「背水の陣で、生き残るための選択」
のどちらか、もしくは両者だと思われます。もっと言えば、この両者に「新たな依存」が付いていくるのかもしれません。
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