ネクスペリア問題、持久戦になるか?

2025年10月24日

今月18日のブログに書いた、ネクスペリア問題の続報です

要約すると、

オランダの半導体メーカー、ネクスペリア(中国系企業所有)が、国家安全保障上の懸念からオランダ政府の監督下に置かれました。これに対し、中国は報復として、ネクスペリアの中国工場製部品の輸出規制を行った。

という内容。

そして、中国政府がネクスペリアからの輸出を禁止した後、ネクスペリアの中国法人は一時的にすべての出荷を停止していました。


中国の攻撃

現時点での攻防は中国の攻撃ターンに入りました。ネクスペリア中国法人が中国国内の販売代理店に向けて半導体の供給を再開。これは中国国内取引に限定されていて、すべての取引決済を、米ドルなどの外貨ではなく中国の人民元で行うことが義務付けられました。

これによって、オランダ法人とは独立して事業を運営する流れに変わりました。この影響が真っ先に出そうなのがフォルクスワーゲン。まもなく半導体の在庫が枯渇し、一部モデルの生産の継続が困難に陥ると言われています。

この状態が続いたら、今後日本を含む他の自動車メーカーにも影響が出そうです。


短期的には中国有利だが…

今回の貿易戦争は、主に価格競争力に影響が及ぶ関税の殴り合いとは違い、供給部品遮断によって生産能力に直接ダメージを与える破壊力がある攻撃です。

短期的には圧倒的に中国が有利になると思いますが、長期的には中国から資源や部品を供給は各国が地政学リスクが高すぎると判断して、資源や部品供給の中国回避化が進みます。


持久戦になるか?

もしこのネクスペリア問題が持久戦に陥れば、新車価格はさらに値上りします。しかし中国にとっても長期戦は望ましくないはずなので、中国は破壊目的の攻撃と言うより、オランダ政府に折れてもらうための「交渉に持ち込むためのカード」としての攻撃だと思われます。

オランダ政府は「国家安全保障」を理由に介入しています。オランダとアメリカとの関係もありるので、これは持久戦になりそうな気配…。


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