中国で自動車用緊急脱出ハンマーがバカ売れ

2025年10月21日

今、中国で自動車用緊急脱出ハンマーの売上が急増しているそうです。一部の店舗では前週比で500%増加しています。


きっかけはXiaomi SU7 Ultraの炎上

脱出ハンマーが急に売れるようになった理由は、Xiaomi SU7 Ultraがクラッシュ後に炎上。運転手を救出しようと試みるも格納式ドアハンドルのせいでドアが開けられず、運転手が死亡したのです。

運転手の死因が事故の衝撃によるものか、車両火災によるものかは不明ですが、飲酒運転でかなりの速度が出ていたそうです。

「車がほぼ全焼したのになぜ飲酒運転だったと分かったのか?」

と報道の信憑性を疑うネットユーザーも少なくないようです。いずれにしても0→100km/h加速タイムが1.98秒のXiaomi SU7 Ultra、かなり注意して運転しなければならない車の1つと言えます。

以前、

中国の工業和信息化部が、格納式ドアハンドルの安全基準について、国家基準の策定と改訂計画を求めた

という記事を書きました。ちょうど今回のXiaomi SU7の事故後にこのページのアクセスが増えていました。

格納式ドアハンドルを採用している車には、緊急時に開けるための非常解錠機構が備わっています。しかし、所有者ですらその存在や場所を知らないケースが多いようです。


脱出用ハンマーは意味がない?

今回のXiaomiの事故以降、脱出ハンマーが売れまくっていますが、残念ながらEVのガラスはハンマーを使っても脱出できない可能性が高いです。その理由は、最近のEVのサイドガラスもフロントガラスと同様の二重合わせガラスを採用するケースが増えているからです。

EVのサイドガラスにも合わせガラスが採用されている理由

  • エンジン音が無いから
    EVはエンジン音が発生しません。そのため、エンジン音が無い分、ロードノイズと風切り音がとても耳障りになります。それを解決するための手段として、サイドガラスも合わせガラス採用が進みました。
  • 冷暖房効率
    エンジンの廃熱を暖房に使えないEVは、特に冬場は暖房を使用することで航続距離が10%~30%落ちると言われています。合わせガラスを採用す、冷暖房効率をUPすれば航続距離低下の影響を抑えられるのです。

「脱出ハンマーがあるから大丈夫だ」

と過信するのは危険です。自分の車のドアのガラスが単層ガラスか合わせガラス(複層ガラス)か、知っておいたほうが良いかも?


好きな車と、暮らそう。

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