赤字でも好調なルノー
ルノーの1~6月期の最終赤字が1兆9,000億円だったと報じられました。
ルノーの赤字の主な原因は
- 日産へのこれまでの持ち分法適用に伴う損失
提携している日産の業績が悪化したため、ルノーが負担することになった損失。 - 保有する日産株の株価低迷を受けた評価損
ルノーが持っている日産株の価値が下がったことで発生した損失、つまり含み損。
いずれも提携先の日産自動車の経営不振によるものですね。
ルノー単体としては好調
ルノーは日産の影響を除けば、上半期の純利益5億ユーロ(日本円で約850億円)弱の黒字で、売上高も増加。コロナ禍や事業撤退といった逆風を乗り越え、絶好調と言っても良い数字ですね。
また、ルノーはアメリカ市場に全くと言って良いくらい依存していません。つまり、他メーカーの悩みのタネである米関税の影響はどこ吹く風。
日産との提携で良い時代もあった
ルノーは日産株の含み損で大きな赤字を計上しましたが、日産と提携を開始した2000年~2019年までの19年間で総額約8,674億円の配当金を受け取っています。(2019年以降は配当金は大きく下がっています。)また、アライアンスを活かしたスケールメリットで1台あたりの製造コストを削減したり、共同開発によって技術的な競争力も維持することができました。
日産と離れられない事情
ルノーは日産の影響で大きな赤字を計上しましたが、すぐに日産株を全部売却してアライアンスを完全に解消する、と言う選択肢は限りなくゼロに近いと思います。
それどころか、スケールメリット、共同開発してきた技術面、今まで開拓してきたマーケット(販売網)を失うわけに行きませんので、アライアンスの関係を維持しつつその中で最大限のメリットを得ることを考えるはずです。
ルノーが保有する日産株の大部分は信託に預けられていて、ルノー単独では自由に売却することができません。仮にルノーが「日産株全売却」を望んでも、日産や関係者との協議が必要です。また、日産もルノー株を15%保有しているので、両社は完全に縁を切れない関係になっています。
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