25年ルール

2026年1月15日

25年ルールとは?

正式にはアメリカ連邦法に基づく輸入車両規制の例外規定で、製造から25年以上経過した車両は、安全基準(FMVSS)を免除される。
これが俗に言う「25年ルール」です。

■何が免除されるの?

通常、アメリカに車を輸入するには以下の条件が必要
・衝突安全基準(エアバッグ、衝突テスト)
・排ガス規制(EPA)
・米国仕様への改造

これが25年を経過すると
・安全基準 → 免除
・排ガス規制 → 大幅に緩和
・右ハンドル → 問題なし

つまりほぼそのままの状態で輸入OKになります。

■「25年」の数え方が超重要

よく勘違いされるのが初年度登録日ではなく「製造年月」になります。
同じ年式でも「早生まれ車」が先に輸出される理由です。

 

■代表的な「25年ルール恩恵車」

・R34 GT-R
・FD RX-7(後期)
・JZA80 スープラ
・DC2 インテグラType R
・ランエボ V / VI
・シルビア S15

意外と人気なのがこちら↓↓↓

・軽トラ・軽バン
・マークII / チェイサー
・クラウン(VIP仕様)

25年経過すればどんなクルマでもいいわけではありません。
ロシアや中国、東南アジア向けのように事故車だろうが盗難車だろうが、汚かろうがいいわけでもない。
盗難車や不正改造車、行動が走行できないものもNG。
メンテナンス記録があり低走行や極上車が人気なのです。

■なぜアメリカ人はそこまで欲しがる?
・当時アメリカ未発売
・ゲーム・映画・漫画の影響(GT、ワイスピ、Initial D)
・「JDM=クール」という文化
・日本車は壊れにくいという信仰

日本人の感覚:ちょっと古いスポーツカー
しかし
アメリカ人の感覚:90年代の伝説的スーパーカー
こうなるわけです。

■重要な裏話(業者視点)
・フルノーマル > 改造車
・純正色 > オールペン
・ATでもOK(MTはさらに高値)
・修復歴ありでも輸出されることがある

■日本への影響
・良質なノーマル車が消える
・価格が下がりにくくなる
・海外向け前提価格になる
特に2000年前後のスポーツカーは今後も上がりやすい

売却するにはいいかも知れないが、高すぎて購入できなくなる。
それもそのはず・・・昔の価格を知っているか。
これが邪魔して「また下がるかも知れない」という心理が働きます。
まぁ、この感覚では絶対に購入出来ないでしょうね。

■輸入車はどうなのか?
もちろん輸入車も海外で人気です。
根強いのはドイツ車。

【ポルシェ】
・911(964 / 993)
・930 ターボ
・944 / 968
日本にあった空冷ポルシェ=状態がいい

【BMW】
・M3(E36)
・M5(E34)
・E30 / E36 クーペ
・Z3(初期)
日本では古いBMWだが、アメリカではクラシックMカー予備軍

【ベンツ】
・190E 2.3-16 / 2.5-16
・W124(Eクラス)
・W201(190E)
・Gクラス(初期ゲレンデ)
特に 小排気量・ショートボディがアメリカで希少。

【フランス車】完全に変化球
・ルノー クリオ V6
・ルノー サフラン
・プジョー 205 GTI
・シトロエン XM / Xantia
アメリカでは、そもそもフランス車がほぼ存在しない
完全にマニア向け超「レア枠」なのです。

【イタリア車】日本経由が評価される
・フェラーリ 355 / 360
・アルファロメオ 155 / 156 / GTV6
・ランチア デルタ(HF含む)
日本経由車は、内装が綺麗でメンテ記録が残っている。

【イギリス車】右ハンドルが逆に強み
・ロータス エリーゼ(初期)
・TVR(キミーラなど)
・ミニ(クラシック)
アメリカでは、右ハンドル=ブリティッシュ感があって良いとされる。

輸出の大きな要因は「円安」です。
1ドル=158.54円(1月15日 9時50分時)

日本から良いクルマがどんどん輸出されています。

これでいいのか!?
売却したい人にはいいのでしょうね。

悲しいですけど・・・。

好きな車と、暮らそう。
AUTORIESEN
052-774-6151

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。