アメリカでレンタカーを借りるなら知っておくべきAI時代の車両チェック

2025年7月25日

今後アメリカでレンタカーを借りる際には注意が必要になりそうです。

最近、Hertzレンタカーが、一部店舗にレンタカーの外装コンディションをAIスキャナーでチェックするシステムを導入しました。

このAIスキャナーは車両の全身をスキャンして、貸し出す前と返却されたレンタカーのダメージを比較。返却されたレンタカーに貸し出す前になかったダメージを発見したら、その修理費用を利用者に請求するシステムです。

Hertzは2025年末までに、米国内の主要空港にある一部店舗(約100店舗)にこのAIスキャナーを導入すると述べています。また、他のレンタカー会社もこのAIスキャナー導入する動きが広がっています。

借りた車を傷つけてしまったら、修理代を負担するのは当たり前ですが、このAIスキャナーは利用者にとって評判が良いものではありません。AIスキャナーはとても正確に車両コンディションをチェックしますが、肉眼では見落としがちな非常に小さな傷やへこみまで検出してダメージ認定されてしまう恐れがあるからです。


車はどんなに丁寧に乗っていても、いつかどこかで必ず小さな傷はつくものです。レンタカー会社は「透明性の高いシステム」と説明していますが、利用者側からすると丁寧に使っていたのに、記憶にない小さな傷を見つけられてその修理代を払えと言われたら「不当な請求」と感じることもあるようですね。

ただ、小さなものであってもダメージはダメージ。そうなると、レンタカーの利用者が自衛する最も確実な方法は、カバー範囲の広い保険に加入することです。レンタカー会社にとって、保険の収益は重要な収益の柱のひとつです。保険は表向きには安心して利用してもらうためのサービスですが、しっかりと設計されたビジネスモデルの一部として運用されています。だからと言って、利用者側も

「なんだ、金儲けのための保険なのか、じゃあ入らない!」

とはなりませんよね。お互いメリットがあるからビジネスは成り立つのです。

人間による車両のコンディションチェックは、見る人や忙しさによってバラツキが生じます。しかしAIなら客観的で一貫した評価を行ってくれるので、評価のバラツキは最小限になるはずです。後で嫌な思いをしたくないなら、手厚い保険への加入を検討するのが賢明かもしれませんね。私はAIスキャニングは悪いシステムとは思いませんが、皆さんはいかがでしょうか。


好きな車と、暮らそう。

AUTORIESEN

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。