Apple CarPlay Ultraと自動車メーカーの本音
Apple CarPlay Ultra
今年の5月、Apple CarPlayのパワーアップバージョン、Apple CarPlay Ultraの発表がありました。
以下は今年の5月16日のYahooのニュース記事です。
Ultraは今までのApple CarPlayに加え、主に以下ができるようになるそうです。
- ナビゲーションの計器盤表示
ナビゲーション情報を車の計器盤に直接表示。 - 車の設定の直接管理
エアコンやオーディオ等、車の様々な設定をCarPlay Ultraのインターフェースから直接管理・操作可能。 - 車両情報との統合
タイヤの空気圧、ドアの開閉状況、警告灯などの車両の状態に関する情報を、CarPlay Ultraを通じて確認可能。
アストンマーティンがいち早くUltra搭載を発表しているのですね。
Yahooニュース記事によりますと、
“今後はヒュンダイ、起亜、ジェネシスなど他の自動車メーカーにも展開される予定”
“日本での提供開始は正確な日程は未定ですが、ホンダや日産などの日本メーカーも対応予定とされており、今後1年以内には日本でも利用できるようになる見込みです。”
とのことなので、これから世界の自動車メーカーは積極的にApple CarPlay Ultraを採用するのだろう、と思うかもしれません。しかし、近年の自動車業界では、車載インフォテインメントの主導権を巡って、戦略の転換が進んでいます。多くのメーカーが、Apple CarPlay UltraやAndroid Autoなどの外部システムから距離を置く動きを強めているのです。
CarPlay UltraやAndroid Autoから距離を置きた理由は?
ゼネラルモーターズ(GM)は、安全性や接続安定性を理由にApple CarPlayやAndroid Autoの段階的廃止を進めています。しかしそれは表向きの話であって、実際には車両販売後の継続的な収益を得る方法を確立したいからだと考えられます。
自動車のスマートフォン化が進むと言われていますが、自動車メーカーとしては車両(ハードウェア)を買ってもらい、サブスクリプションサービス、コネクテッドサービス、アプリの販売、使用状況に応じた保険商品の提案、行動パターン等の情報からのパーソナライズされた広告等、ソフトウェアサービスでの収益を目指そうとしています。
消費者は上Apple CarPlay/Android Autoを強く希望
自動車メーカーはApple CarPlayやAndroid Autoと距離を置きたいと考えていますが、その一方で多くの消費者がCarPlayやAndroid Auto搭載を支持しています。それが購入意思決定に影響を与えるので、自動車メーカーにとって無視できない課題になっています。
いくら自動車メーカーが、
「あなたのカーライフをより安全に、より豊かで快適にするためにApple CarPlayやAndroid Autoを排除し、新しい価値を提供します」
と消費者に寄り添ったメッセージを出したところで、そのサービスが有償だと分かると消費者は
「それが狙いだったのかよ」
と思いますよね。しかし、本当に素晴らしいサービスなら有償であっても問題ないと思うのですが…。
好きな車と、暮らそう。
AUTORIESEN
サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。





