作業効率化について考えています

2025年4月9日

人手不足が深刻化する中、最新技術を効果的に取り入れている業界として、身近に感じられるのが飲食業界です。しかし、飲食業界内でもDX化の進展には明確な格差が存在します。大手企業では、タブレット端末やスマートフォンを活用したオーダーシステム、配膳ロボットなどの導入が進んでいますが、小規模店舗ではそうした投資が難しい状況です。

大手ファミリーレストランでは、顧客がQRコードを読み込んで自身のスマートフォンからオーダーし、配膳ロボットが料理を運び、支払いも無人化されるなど、店員との接触が最小限になっています。店員の役割は、テーブルの片付けやデジタルツールに不慣れな顧客のサポートへと変化しています。いろいろ意見はあると思いますが、個人的には普段の外食、食事をすることが目的であればとても素晴らしいことだと思っています。

「私は店員との会話も楽しみたいんだ」

って人は、そうしたサービスを提供する店舗を選べばよいのです。

しかし、DX化やロボット導入には相応の初期投資と適切なスペースが必要です。また、DX推進のための補助金申請は複雑で、専門スタッフを抱える大手企業と異なり、多忙な個人経営の飲食店にとってはほぼ不可能な課題となっています。一部の繁盛店を除いて、今後は効率化なしでは生き残りが難しくなるでしょう。

弊社も、今真剣に効率化についていろいろ調べていますが、自動車の修理や販売業務の効率化はなかなか難しく、考えても中々答えが出ません。

  • 車両を取り扱う故の苦労
    保管する場所を必要とし、高額な資産を預からなければなりません。車を動かす作業も当たり前のようにやっていますが、まあまあ時間を取られます。中には故障して動かない車両もあり、数人で押して動かすこともあります。スマートフォン修理のような小規模なスペースでは運営できず、修理完了後も宅配便での発送ができないため、顧客の来店と対面での返却が必要です。
  • 修理の作業に必要な時間が読めないことが多い
    美容室のようにメニューごとに明確な所要時間を設定できず、同じ作業でも車種や状態によって1時間で終わることもあれば、3時間以上かかることもあります。予期せぬ問題が発生して当日の返却ができないケースもあります。

出来ないことを無理に解決しようとすると、おかしなことになってしまうので、それ以外のところで業務の効率化ができないかを考えています。

まずは電話対応からテコ入れをしようかと思っています。少ない人員で多数の電話に対応するため、修理作業を中断せざるを得ず、大きな時間的ロスとなっています。1件5分の電話も10件で50分になり、さらに作業中の電話対応は工具を置いてグローブを外す必要があり、ミスのリスクも高まります。

先ほど難しいとは言いましたが、できれば予約システムも導入したいところです。エンジンオイル交換や、テスター診断のみ等、比較的時間の読める作業だけでも。

 


好きな車と、暮らそう。

AUTORIESEN

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます。