異常発生頻度にみる修理難易度

2025年3月3日

先々週のブログで、

故障車をお預かりしたら、まずは原因の特定から始まりる。
原因特定の難易度はピンキリで、時間をかけてもなかなか特定できないケースもある

と書きました。

お車をお預かりする際に、まずは不具合の症状をヒアリングして確認。それが再現できれば次のステップに入ることができます。

また、症状が出ていなかったり再現できていなくてもヒアリングして

「ココだろう」

と予想して調べてみると

「やっぱりそうだったか」

と、スムーズに修理が完了することもあります。

いつもこんな修理ばかりだととても助かるのですが、世の中思い通りにならないことがたくさんあります。

常時発生している異常
難易度:★~★★

例えば異音が発生する車両が修理に入った場合。いつも出ている異音であれば、確認が容易。走らせたときにしか分からない場合は、実際に試運転して確認します。

キーキー音、キュルキュル音、ガラガラ音、ゴトゴト音等、音の種類を教えてくれると参考になります。

こんな感じで常時音が出ていると特定難易度は下がります。


時々発生する異常
難易度:★~★★★

毎回出るわけではありませんが、不具合の症状がたまにしか出ない車両をお預かりするケースも少なくありません。それでも長年の経験を活かし、お客様からのヒアリングだけで特定できることもしばあしばあります。しかし、ヒアリングだけで分からない場合は再現させなければなりません。

そんな時には試運転をします。試運転してすぐ特定できる場合もあれば、迷宮入りすることもあります。

さらに冷間始動直後のみ時々症状が出る、と言うような条件がつくと原因特定難易度が上がります。冷間始動直後に試運転して症状の確認できなかった場合、しばらくの間不具合の再現ができなくなります。エンジンが冷えているうちにできるだけ長距離走りたいのですが、走らせてもすぐに信号待ちや渋滞があるので思うように距離を稼げません。そうしている間にエンジンは温まってしまいます。

高速走行時にのみ音が発生する場合は、実際に高速道路で試運転を行います。


稀に発生する異常
難易度:★★★★★

故障発生条件がかなり限定的になる場合は、困難を極めることがあります

例えば1週間程乗っていない状態からエンジン始動させてしばらくすると、不具合が発生することがある(必ず出るわけではない)のような症状の修理。1週間放置して始動させても症状が出なかった場合、また1週間間隔をあけなければなりません。

実際にそんな修理をしたことがあります。

修理後も本当に直っているのか確認するには、1週間以上放置してからの確認を数回行う必要があります。

簡単な修理ばかりだと助かるのですが、難易度の高い修理が上手く行った時は、何物にも代えがたい達成感と喜びを感じることができます。


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