ルノー5 E-TECH のユニークな装備
イギリスの自動車雑誌What Car?が主催する、権威ある自動車賞、What Car? Awards 2025でルノー5 E-TECH エレクトリックが”Car of the Year”と”Small Electric Car of the Year”をダブル受賞しました。
今回の受賞の決めてはルノー5に設定された”ある装備“が決め手になった、と冗談交じりに評するメディアもありました。
ある装備とは、バゲットホルダー(フランスパンホルダー)です。
籐(ラタン)の細長いバスケットをセンターコンソールに取り付けできる、というユーモアあふれるアイディア。世界初のバゲットホルダーを搭載した車として注目を集めています。
Renault.frの電子カタログ(PDF)にもporte-baguetteとして、バゲットホルダーが紹介されています。ただし、このバゲットホルダーの画像はまだサンプルらしく、実際の商品とは異なる可能性があるみたです。おそらくオプションと言うよりアクセサリー扱いで設定されるのだと思います。
アワードは基本性能、安全性、実用性、デザイン、価格など、多岐にわたる要素を総合的に評価して選出しますので、バゲットホルダーだけで受賞が決まることは考えにくいのですが、僅差で受賞したのであれば何らかの影響を与えた可能性も否定できません。
バゲットホルダーはユーモアのあるアイディアですが、フランス文化における日常生活の小さな配慮を象徴するアイテムと言えます。この手の要素は、デザインやブランドイメージに好印象を与えると思います。
実用性はどうでしょうか?
このバゲットホルダーは。ドリンクホルダーのようにその場で飲食するために設定されたものではないようです。バゲットが他の荷物に押しつぶされたり、座席が小麦粉やパンくずで汚れることを防ぐことを目的としています。もちろん我慢できず齧る人もいるとは思いますが…。私個人的には必要ない装備だと思いますが、フランス人にとっては「絶対に欲しい!」なのかも?
簡単そうに見えて難しいバケットホルダー
「籐でできたバゲットホルダーなら、どこの自動車メーカーだって簡単に設定できるのでは?」
と思われる方もいるかもしれませんが、ルノーはバゲットホルダーにそれなりのコストをかける必要があります。助手席に短パンやミニスカート履いた人が乗ることを想定すると、籐で足に傷がついたり、ストッキングが破れる可能性が浮かび上がります。自動車メーカーが提供するアクセサリーである以上、法的責任を伴う品質や安全性、供給体制などを考慮する必要があり、そこにコストがかかるはず。それを承知の上でルノーはバゲットホルダーを設定したのだと思いますが、このアイディアが会社の上層部の理解を得て通過したところも興味深い。
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