ロサンゼルスの大規模火災、EV所有者が避難に苦戦

2025年1月11日

ニュースでも取り上げられている大規模な山火事で壊滅的な被害を受けたロサンゼルス。推定被害総額が20兆円を超えるとの情報もあり、ロサンゼルス史上最悪の自然災害になりそうです。

アメリカの個人向け保険大手の、ステートファームは、火災リスクが高いカリフォルニアの高台に住宅を建築することを嫌っていて、去年一部地域の保険契約更新を拒否しています。

特に今回の火災被害がお大きかったパシフィック・パリセーズ地区の保険更新を停止したステートファームのリスク評価が正しかったことになります。この地区は平均的な住宅価格が300万ドルを超える高級住宅街でした。

ロサンゼルスはアメリカで最もEVが普及した都市ですが、今回の山火事でEV所有者が避難に苦戦したことがわかりました。

その理由は

・大規模停電によって多くの充電ステーションが閉鎖
・充電可能なステーションには、順番待ちの行列
・充電に時間がかかり順番待ち時間が長い

今回の山火事はサンタ・アナと呼ばれる強風によって時速百数十キロの速度で燃え広がったらしく、一刻も早く逃げることが最重要でした。

ガソリン車だって給油しないといけませんが、ガソリンスタンドは自家発電設備を持っていることが多く、停電の影響を受けにくいというメリットもあります。また、地中に埋設されたタンクに在庫のガソリンを貯蔵している等の防火対策もされているので、災害後の復旧もEVスーテーションより早いと思います。

 


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