日産とホンダ、フォックスコン(鴻海)の動向が気になる
ニュースでも大きく報道されていますが、日産とホンダの経営統合がどうなるのか気になりますね。
日産がフォックスコン(鴻海)からの買収を避けるためにホンダとの経営統合に動いたとの情報があります。
少しややこしいのですが、
鴻海(ホンハイ)は企業グループ名で、鴻海科技集団の略称です。
フォックスコン(Foxconn)は鴻海のブランド名です。iPhoneを製造しているフォックスコン、として一般的に広く知られている名前。
以前、フォックスコンのEVに関するブログを書いたことがあります。
鴻海はとても柔軟性の高い企業で、受託生産能力があるだけではなく、経営戦略がとてもアグレッシブでグローバル展開やM&Aにもかなり積極的です。
そんな鴻海は、日産の経営権取得に強い関心を示しています。鴻海は日産自動車に直接株式の取得を打診したそうですが、日産から同意を得ることはできませんでした。それで諦めるような企業であれば、今の鴻海はありません。鴻海の幹部がルノーが持っている日産株を取得しようと動いています。
現時点ではホンダと日産が経営統合するのか、シャープが鴻海に買収されたように日産も鴻海に買収されるのかはまだ分かりません。
日本人の”気持ちの問題”は置いといて、日産とホンダと経営統合した場合と、鴻海に買収された場合とでは、どちらが日産自動車の社員さんや、日産ディーラーにとって良いのでしょうか。それぞれにメリットデメリットがありますが、鴻海のようなアグレッシブな戦略をとる企業のやり方についていければ、大きなチャンスをもたらす可能性があります。特に有能な人材は。
日産はじっくり考えて戦略を…、なんて言っている暇は無いと思います。鴻海はとにかく動きの速い企業です。仮にホンダと日産が経営統合して上手く行けば良いのですが、もし両者共倒れになってしまったら、日産とホンダを鴻海が買収する…なんてシナリオも無きにしも非ず。それだけは避けてほしいところ。
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