EV推進派のイギリスを動揺させる事件
イギリスは2030年までに内燃機関車の新車販売を禁止すると発表し、積極的にEVを推進している国の一つです。その後、この目標達成が困難と判断して、期限を2035年まで延長することを決定しています。
そんなイギリスを動揺させる事件が発生しました。
ノーザンプトンシャー州スプラットンで、メルセデス・ベンツのEV、EQAが駐車中に爆発音が発生し炎上しました。
炎上したEQAは2年前に購入し、45,000km程走行した車両でした。
火災の原因は分かっていませんが、バッテリーの制御機能が不全に陥るサーマルランウェイ(熱暴走)と呼ばれる現象が起こったと見られています。
今回の火災はテレビを見ていた時に発生。近隣住民が消火を試みましたが、火の勢いが強すぎて消すことができず、ガレージやポーチの一部が焼けてしてしまいました。もしこれが就寝中だったら命を落としていた可能性があると所有者家族はコメントしています。
8月には韓国の地下駐車場でメルセデス・ベンツのEVが燃えて大きな問題になりました。
車両火災はBEVだけの話ではありません。7月には英国グレーター・マンチェスターで納車されたばかりのボルボ XC40 ハイブリッド(マイルドハイブリッドのガソリン車)のバッテリーが爆発し、燃料タンクに引火する火災が発生しています。この車両後部座席には幼児も乗っていましたが、67歳の祖父が命がけでその幼児を脱出させることに成功。祖父は頭部、腕、背中に60%の火傷を負いました。
マンチェスター・イブニング・ニュースより引用
自動車メーカーのEV開発競争は激化しています。少しでも航続距離を伸ばし、少しでも充電時間を短縮させる、を可能な限り短い時間で実現させたいのでしょうが、何より安全性を第一に考えて欲しいものですね。
好きな車と、暮らそう。
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