洪水の影響で生産が遅れるポルシェ
先月末にスイス南部で大規模な洪水が発生しました。洪水の原因は雪解け水で推移が上昇していたところに大雨が降ったからです。
ティチーノ州とヴァレー州の複数の川が増水し、堤防が決壊して浸水被害が相次ぎました。
この洪水の影響を受けたのがポルシェです。
アルミニウム製造工場が洪水の被害を受けたからです。
インドのアルミニウム製造会社、ヒンダルコ・インダストリーズの傘下で、アルミ圧延世界最大手のノベリス。ポルシェはノベリスに共同出資していて、その工場からアルミ合金を調達していました。
ところが、スイスのローヌ川の洪水によってこのアルミ合金の工場が大きな被害を受けてしまい、17,400台のポルシェ車の生産に影響が出てしまいました。
経済が減退している中国では33%も販売台数が減少してしまったポルシェ。EVの販売台数も伸び悩んでいる中での洪水被害はかなりのダメージになるそうです。
サプライチェーンの脆さ、気候変動や自然災害、インフレ・コストプッシュ、紛争や政治的な問題、年々厳しくなる規制等、今の世の中安定して車を生産し続けることがとても難しくなっています。
車を購入したらメンテナンスをしっかり受けながら長く大切に乗り続けることが良いのかもしれません。
好きな車と、暮らそう。
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