72 in 1 ユニット

2024年6月5日

弊社では企業からの依頼があって中国から自動車の部品を輸入しています。

様々な部品のお問い合わせを頂きますが、最近”8-in-1 Unit”のように、数字のあとに in 1 Unitとつく部品のお問い合わせが多いです。

この数字に続いて in 1 Unitとつく部品ですが、たとえば8-in-1 Unitは8つの部品を1つにした部品のことです。

EVではなくて、ガソリンエンジン車で言うなら、エンジンとミッションを1つの部品にしたら2-in-1 Unitになります。

8-in-1 ユニットは、モーターやインバーター、トランスアクスル等の複数の部品を統合したものだったりします。

今年の春に、中国の家電メーカーのXiaomiが発売した、Xiaomi SU7は、何と72個の部品を1つの部品にまとめた72-in-1 Unitが話題になっています。


Xiaomiの公式HPより引用

72-in-1 Unitはリアフロア部に使用されていて、具体的にどこまでの部品が1つに統合されているのかは不明です。72個の部品を1つにまとめることによって溶接による接合部を減らすことができるので効率化が進み、軽量化、高い耐久性を実現しています。

それを可能にしたのが超高性能なダイカストのXiaomi Hyper Die-Casting T9100です。ダイカスト名の末尾のT9100 は型締力が9100トンを指しています。専門的な知識はありませんが、この9100Tのトン数が凄いみたです。

今、日本の自動車メーカーによる型式認証に関することが問題になっています。勿論安全性は絶対に妥協できないことだと思いますが、複雑かつ煩雑過ぎる制度は時代に合わせて調整しないと開発スピードを遅らせてしまい、国際競争力が削がれてしまう恐れがあります。

そうしている間に中国のEVメーカーは開発スピードを武器にどんどんシェアを奪うでしょう。

好きな車と、暮らそう。

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