寒冷地では軽油が凍る!?

2023年11月2日

11月にもかかわらず夏日があるなんて・・・。
今年の冬は雪が降るのかなと、工場長も心配しております。

さてさて、まだ季節外れな話題。
寒冷地で軽油は本当に凍るのか???


結論・・・

凍ります!!

軽油は低温になると、軽油に含まれる成分が分離しシャーベット状になり、
凍結してしまう可能性があります。
軽油が凍結すると流動性を失いゲル化しているような状態となり、燃料フィルターや
インジェクターなどのパーツに目詰まりが発生。
結果、エンジンが起動しなくなってしまいます。

そのため、日本国内で販売される軽油は、JIS(日本産業規格)の決まりがあります。
軽油の種類はJIS規格によって「特1号、1号、2号、3号、特3号」に分類。
数が大きくなるほど凍結防止の添加物がブレンドされ、低温流動性が良くなり凍結しにくくなります。

寒冷地では、-20度以下で凝固する『JIS3号』、-30度以下で凝固する『JIS特3号』
という凍結に強い軽油が販売されます。

スキーやスノーボード、寒冷地へ遊びい行かれるときは必ず現地のスタンドで軽油。
ウインターシーズン突入?となる前に知識として持っておきましょう。

ちなみに工場長の光田は、以前乗っていたハイエースのディーゼルで何度も凍結させています(笑)
凍ったときは、燃料ラインにお湯を掛けたりしますが、-15度位の場所では改善されず、
除雪機のガレージへ入れ、ジェットヒーターで温めて緊急脱出したようです。
分かっていても、現地の寒冷地用軽油を入れ忘れるとのこと。
学習能力が・・・(笑)

我々世代では当たり前に分かっていることでも、ガソリン車やHV車に乗っていることが多い
若い方は覚えておいたほうがいいでしょう。

好きな車と、暮らそう。

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