53年前のチェコのEV

2022年12月21日

今から53年前の1969年にチェコ(旧チェコスロバキア)で初の電気自動車、EMAが導入されました。EMAはブルノの電気自動車研究チームと大学が共同で開発。

全長は2.3メートル、大人2人と子供2人が乗車でき、後部席を外して貨物スペースとして利用することも可能。3kWの2つのDCモーターを搭載。車両総重量は860kgで、最高速度は50km/h、0 → 40km/h加速タイムは11秒でした。

バッテリーは96V 88Ahの鉛蓄電池を搭載。バッテリーの重量は284kgあったそうです。

このEMAは回生システムがあったそうですが、その詳細は不明。部品の一部にはシュコダと同じ物が使用されていたそうです。このデザインを当時の人たちはどのように感じていたか分かりませんが、シンプルでかわいらしい外観だと思います。

こちらは当時の映像です。

このEVは生産されたのはわずか2台。そのうちの1台はブルノの技術博物館に展示されているそうです。ブルノの技術博物館、なかなか素晴らしいところです。一度は行ってみたいですね。

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