酷暑日とタイヤ空気圧

2026年7月22日

フランスでは先月後半からヒートドーム(熱波)の影響で40度オーバーの猛烈な暑さに見舞われました。今は少し落ち着いているようですが、今月末からまた再び高温になるそうです。

そんなフランスでは、車のトラブルが多発し、修理工場への修理やレスキュー依頼が急増しました。インフレや新車価格高騰の影響もあって、平均車齢がどんどん伸びているため、今回のような高温で故障が増えてしまったと言われています。

酷暑日におけるタイヤ空気管理

日本も昨日は気温40度を超えた酷暑日になったエリアがありました。

車のトラブルで重大事故で人命に関わる問題になるのがタイヤのバーストです。タイヤのバーストは、熱波によって整備工場で急増する3大トラブルの1つ(残りの2つはバッテリートラブルとオーバーヒートです)。

タイヤのバーストは、少しずつ空気が漏れるパンクと違い、パンッ!と破裂して一瞬で空気が抜ける現象。バーストは基本的に高速走行中に発生することが多いので、重大事故に直結する極めて危険なトラブルと言えます。

昨日も今日も、走行中の車の外気温が41℃になっていました。

もし外気温25℃の時にタイヤ空気圧を2.3 barで調整していた場合、外気温が41℃まで上がると、内部の空気圧はおよそ 2.45 〜 2.50 bar 位まで上昇します。さらに、その状態で高速道路等を高速走行すると、2.7 〜 2.8 bar近くまで上昇するケースもあるそうです。

暑くなるから空気圧を指定空気圧より下げるのは危険

絶対にやってはならいことは、猛暑日や酷暑日になると空気が膨張して空気圧が上がるので「だったら空気圧指定より下げておく」です。一見理にかなっているように見えて、実はバーストを引き起こす最大の原因になる恐れがあるのです。

例えば指定2.3barの空気圧を猛暑シーズンだからと2.0barにしておく、これをやると、タイヤが路面に接する部分で大きくたわみダメージが一気に加速します。

新しいタイヤなら2.0barで高速走行したからと言って、すぐにバーストする可能性は低いかもしれません。しかし、劣化したり酷使してきたタイヤの場合、バーストする危険性が一気に高くなります。

メーカーの指定タイヤ空気圧は、走行によって空気圧が上昇することを前提に設定されています。

重要なのは定期的な空気圧チェック

分かってはいても、なかなかやらないのがタイヤ空気圧チェックです。

前回いつチェックしたか?

半年前?1年前?今すぐチェックした方がよいと思います。

 


好きな車と、暮らそう。

AUTORIESEN
052-774-6151

サービス工場Blog
車検、点検、整備のあれこれを毎日更新!
熟練のメカニックの匠の技をご覧頂になれます