フランスで販売されている車のエアコン標準装備率は高いが…

2026年6月30日

熱波に見舞われている欧州。
フランスでは平時と比べた‌死亡者の多さを示す「超過死亡」が1000人に達したそうです。

フランスでは猛暑になると巻き起こるエアコン論争。流石に暑すぎるのでエアコンは必要だ、という意見もあれば、エアコンに反対、あるいは慎重な意見も存在します。

フランスの2025年の住宅のエアコン普及率は25%弱だそうです。

古い集合住宅では室外機の設置が構造的に難しい、電力足りないという物理的な理由もありますが、室外機設置により外観が悪化すると言う文化的抵抗感や、環境思想が絡んでエアコンの普及が進みません。一般家庭へのエアコン普及に反対(慎重)な姿勢を示しているのは、主に左派(LFIなど)や緑の党の政治家たちですが、夜も暑くて眠れない程暑いのであれば、エアコンを欲しているフランス人も少なくないと思ます。

フランスで販売されている新車のエアコン標準装備率

フランスで販売されている新車はダチア・サンデロの一部グレード以外、全てにエアコンが標準装備されている、とあるジャーナリストが述べています。

エアコンがOP扱いのダチア・サンデロも、追加金を支払ってエアコンを付けないと追加金以上にリセールバリューが悪くなるので、エアコン嫌いの人でもエアコンオプションが推奨されているそうです。つまり、多くのフランス人はエアコンはあったほうが良いと感じているのだと思います。

左派や緑の党の政治家は、夏でも車のエアコンをOFFにしている?

恐らく、左派や緑の党の政治家でも、大半が夏は車のエアコンを使っているはずです。だからといって「一般家庭のエアコン反対、は矛盾してる」とは言い切れないのがフランスです。都市全体が冷房依存することで、電力消費が増え、更に気候変動が進むという考えがあるからです。

反対・慎重派も全面的にエアコン反対しているわけではなく、学校、病院、高齢者施設など、必要性が高い場所の冷房は認めています。ただ、猛暑による健康被害が続けば、一般家庭への普及に慎重な主張は維持しにくくなると思います。


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