『並行輸入=安い』はもう過去の話? それでも『人と違うクルマ』に乗りたいあなたへ
弊社は自動車の輸入を「50年」近く行っております。
今では当たり前のように行われている自動車の並行輸入ですが、かつては非常に珍しく、文字通り「命がけ」のビジネスでした。
現代のようにパソコンやスマートフォン、便利なSNSなどは一切なく、連絡手段はFAXのみ。
現地へ直接飛び、ディーラーで契約を交わして送金したものの、「本当に無事にクルマが届くのだろうか…」と、先代は常に大きな不安と隣り合わせだったと聞いております。
それだけに、現地からBL(船荷証券)がFAXで届いたときの安堵感は、言葉にできないほど大きなものだったそうです。
それほどの苦労を伴っても、並行輸入にはそれを補って余りある「3つの大きな魅力」がありました。
■ 並行輸入が持つ3つの魅力
・価格の優位性
正規輸入車のような型式認定の取得費用、台数の縛り、莫大なディーラー維持費などがかからないため、モデルによっては数十万円から数百万円もお買い得に購入できるメリットがありました。
・自由な仕様選び
正規輸入が導入されていないメーカーやモデルをはじめ、日本未設定のボディカラー、内装、オプションなど、オーナー様のこだわりを形にする高い自由度があります。
・圧倒的なスピード(発売日)
海外での発表後、日本国内で正式に納車が始まるよりも「半年から1年以上早く」最新モデルに乗り始めることが可能でした。
この「価格・仕様・発売日」の三拍子が揃った並行輸入は、多くのクルマ愛好家にとって非常に魅力的な選択肢でした。
しかし、為替が大きく円安に振れた現在、その勢力図は一気に変わりつつあります。
■記録的な円安と、為替変動リスクへのご理解
現在、為替相場は歴史的な円安水準にあります。
【三菱UFJ銀行 為替相場TTS】(2026年5月29日時点)
・米ドル(USD): 160.39円
・イギリスポンド(GBP): 218.30円
・ユーロ(EUR): 187.16円
並行輸入の総コストを試算する際は、現地の車両価格に加え、港までの陸送費用、現地手数料、通関費用、海上輸送費用などを合算した金額に、上記の為替レートを掛け合わせて算出します。
しかし、実務においては、この提示レートをそのまま見積書に適用することはできません。
私たちは通常、為替レートに「+2〜3円」の余裕(バッファ)をいただいております。
なぜ、+2〜3円の余裕が必要なのか?
海外取引では、お客様と国内でご契約を交わしてから、実際に現地のディーラーへ外貨で送金するまでにタイムラグが発生します。
仮に見積もり時のレートが「1ドル=160.39円」だったとしても、送金時に円安が進み「162円」になっていた場合、その差額(1ドルあたり1.61円)は純粋なコスト増となります。
車両価格が数百万円〜一千万円クラスになる貿易実務において、この為替差額をすべて弊社が負担することは現実的に不可能です。
大きなお金(購入代金や輸送費)をリスクを背負って建て替え、確実にお手元までお届けするための「安全策」であり、確実な輸入を遂行するための手数料としてご理解いただけますと幸いです。
■現代の並行輸入が持つ、本当の価値
「並行輸入=安く買える」というイメージをお持ちの方は、今でも決して少なくありません。
しかし大変心苦しいのですが、現在の円安環境において、並行輸入は決して「安く買うための手段」ではなくなりました。
それでもなお、私たちが並行輸入をお届けするのは、以下のような強い想いを持ったお客様がいらっしゃるからです。
「どうしても日本未導入のあのモデルに乗りたい」
「誰とも被らない、自分だけのこだわりの仕様を手に入れたい」
今の並行輸入は、贅沢で特別な選択肢かもしれません。
だからこそ私たちは、先代から培ってきた確かなノウハウと情熱を持って、お客様の「どうしても乗りたい」という夢を全力でサポートいたします。
並行輸入は単に安く買える!ではなく『価値がある買い方』です。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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