職人不足
どの業界も「職人不足」なのはご存知かと思います。
これは自動車業界も例外ではありません。
鈑金職人の不足は、自動車修理や建築業界において非常に深刻な問題。
2026年現在、この職人不足は単なる労働力不足にとどまらず「技術の承継」という危機的状況を迎えています。
1. 鈑金職人が不足している主な原因
なぜこれほどまでに人が足りないのか、そこには複数の構造的な問題が絡み合っています。
・ベテランの大量退職(高齢化)
「団塊の世代」を中心とした熟練職人が一斉に引退時期を迎えていますが、若手への技術伝承が追いついていない。
・「きつい・汚い・危険」のイメージ
粉塵や騒音、季節を問わない過酷な作業環境、そして「見て覚える」という徒弟制度的な風習が、タイパや働きやすさを重視する若年層から敬遠される要因
・高度化する自動車技術
最新車両はアルミボディや超高張力鋼板、センサー類(ADAS)の搭載など、構造が複雑化しています。
従来の「叩いて直す」技術に加え、電子制御の知識も求められ、教育のハードルが上がっている。
・待遇面の見劣り
修行期間が長く、一人前になるまで時間がかかる一方で、初期の給与水準が他業種に比べて低く設定されている。
2. 業界で進む解決への取り組み
この状況を打破するため、現場では以下のような新しい動きが出ています。
① デジタル化・DXによる「技術の可視化」
・マニュアルの動画化
熟練職人の手つきを動画で記録し、感覚的な技術を言語化・視覚化することで育成期間を短縮。
・AI見積もり・3Dスキャン
損傷箇所の診断をデジタル化し、経験の浅いスタッフでも正確な作業準備ができる環境作り。
② 働き方改革とイメージ刷新
・工場のクリーン化
エアコン完備や最新の集塵システムの導入により、「汚い・暑い」イメージを払拭。
・多能工化
鈑金だけでなく、塗装や整備、フロント業務までこなせる「マルチな技術者」を育成し、給与水準を向上。
③ 外国人材と多様な担い手
・特定技能・技能実習生
ベトナムやフィリピンなど、海外からの意欲的な人材の受け入れが加速しています。
・女性職人の活躍
塗装工程など、繊細な作業が求められる分野で女性の採用を強化する企業が増えています。
3. 今後の見通し
2026年以降、鈑金業界は「直せる店」と「直せない店」の二極化が進むと予想されます。
職人不足を解消できている企業は、単に人を集めるだけでなく「IT武装した職人」を育て、高い生産性と高待遇を両立させています。
以上のことから分かるように、昔のように「早く修理」「すぐに直して」などは通用しません。
最大限、努力をしていますが現実的に無理なのです。
自動車業界、整備士や鈑金職人、塗装職人と何一つ切っても切れません。
今後ますます進化していくことで「直すではなく周辺パーツの交換」か酷い場合は、車両の乗り換えになるでしょう。
電気自動車なんて、そこらへんの町工場では絶対に直せませんから。
ちなみに弊社も無理です・・・。
好きな車と、暮らそう。
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