現金払い vs. オートローン 車の買い方はどっちが正解?

2025年10月19日

主に自動車を購入する際

「オートローンは金利手数料が勿体ないので、現金払いの方が良い」

これが正解なのか不正解なのかは、条件や考え方によって変わります。


選択肢がない場合

手元に現金が無く、オートローンを利用しないと車の購入ができないのであれば、「現金払いの方が良い」と理解している上で、オートローンを選択せざるを得ません。


手元に現金がある人の場合

例えば、1,000万円の現金があり、総額500万円の自動車を購入する場合、オートローン利用と現金一括払いとではどちらが良いでしょうか?

「当然現金一括払いしたほうが金利手数料分有利でしょ」

となりそうですが、この場合はオートローン利用のほうが良いかもしれません(絶対ではありません)


オートローン利用の方が良いかもしれない理由

1,000万円の現金があり、総額500万円の自動車を購入する場合

例えば、総額500万円の自動車を実質年率5%のオートローン5年(60回)払いで支払ったとします

  • 元金: 5,000,000円
  • 利息総額(概算): 661,360円
  • 支払い総額: 5,661,360円

現金一括払いより、661,360円余分に支払うことになります。

しかし、オートローンを組んだ分の500万円でゴールド(金)を購入して5年間握っていたとします。

ゴールドの年率が安定して5年間5%、という前提条件だった場合…

計算項目 計算内容 結果
複利後総額 500万円 × (1.05)5 約638万円
利益 638 − 500 約138万円
税引後利益 138 × (1 − 0.20315) 約110万円
最終評価額(元本+税引後利益) 500 + 110 約610万円

※ゴールドは課税対象(20.315%)で計算。※率は現行の金融商品課税率に基づく概算

まずは、現金一括とオートローン支払いの総額を比較してみます。

  • 現金一括の支払い総額:5,000,000円
  • オートローンの支払総額:5,661,360円

オートローンの方が661,360円も高くなりますね。しかし、オートローン分をゴールドに投資していた場合、オートローン完済時の5年後の金の価値は、前提条件の通りなら6,100,000円になるので、

6,100,000円 (金の価値)- 5,661,360円 (ローン総額)= 438,640円

438,640円 を得たことになるので、最終的に税引後利益を考慮しても、実質的支出は約4,561,360円と考えることができますね。

前提条件の”ゴールドの年率が5年間安定して5%”は、最近のゴールドの高騰からみると低めの設定です。もしゴールドの年率を10%に設定すると、オートローン+ゴールド投資の方が160万円位安くなる計算になります。今回は投資先をゴールドに設定しましたが、勿論他の選択肢もあります。


注意すべきリスク

ただし、注意しなければならない点がいくつかあります。

  • 金相場が下がるリスクもある(とは言え、投資しなかった機会損失リスクもある)
  • 生活防衛資金を確保する
  • ゴールドを5年以内に売却した場合、短期譲渡所得として扱われる

理論上、そして数字上はオートローンとゴールド投資の方が低リスクかつ高リターンになると思います。しかし、投資に慣れていない人にとってはこの判断が難しく、決断のプレッシャーも大きな負担になります。絶対に正しい答えは分かりませんが、機会損失の意識を高めることで、より正確な判断や決断ができるようになると思います。投資のリスクをしっかり理解した上で判断してください。


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