モータースポーツも、運動と言えるのか?
今日はスポーツの日。
内閣府のホームページによりますと、スポーツの日は
「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う。」
だそうです。
日本はスポーツ観戦は盛んですが、自ら運動・スポーツに参加する人の割合は、他の主要先進国(特に欧米諸国)と比較して低い傾向にあると言われています。
日本には国民皆保険という素晴らしいシステムがありますが、それを維持するために現役世代や企業は重い社会保険料の負担をしなければなりません。
社会保険料の負担増は大きな問題となっていますが、高齢化が進む日本では解決が難しい課題と言われています。しかし、個人や社会全体でできる具体的な対策があります。それは国民の健康寿命を延ばすこと。具体的には短時間でも良いので運動を習慣化する、これだけでも必ず何らかの効果は出るはずです。
身体を動かすことができる国民全員が、1日5分毎日運動する習慣を身に付けた場合、数千億円~兆円規模の社会保障費(医療費や介護費)削減ができるかもしれません。
2015年に文部科学省の外局として創設されたスポーツ庁は、当初存在意義を問われることもありました。しかし、国民の運動習慣化が実現すれば社会保障費が大幅削減できるのであれば、もっと出しゃばって欲しい存在だと思います。
モータースポーツも、運動と言える?
さて、会社のブログであまり個人的な主張を述べるのは好ましくないので、スポーツ絡みで少し話題を変えてみます。
モータースポーツと言う言葉(ジャンル)がありますが、”スポーツ”とつくので運動と言えるのか?
結論から言いますと、モータースポーツもれっきとした運動であり、運動効果もあります。
極端な例はF1。F1ドライバーがレース中に受けるG(重力加速度)は強靭な肉体が必要とされ、一般の人が継続的に耐えることはできないと言われています。しかしF1マシンに乗ることができるのはほんの一握りの人だけなので、F1は特殊な例とします。
一般人が参加できるモータースポーツと言えば、アマチュアが参加する草レースや、オフロードコース走行。
「ただ座って運転しているだけじゃないか?」
と言われるかもしれませんが、一見、座ってハンドルを回しているだけのように見えて、レース中のドライバーは高い心拍数を維持しています。それが十数分~1時間位続くとジョギングや速歩きと同等の運動負荷になります。
また、コーナリングや加速、減速時に身体が揺さぶられるのを防ぐために、常に適正な姿勢を保持しようと体幹を緊張させます。特にオートバイはバランス感覚も鍛えられますね。
それに加えて、周囲の状況を情報処理しながらブレーキやアクセル、クラッチ、ハンドル操作を瞬時に行うので、神経系の活性化、認知機能向上も期待できます。動体視力や空間認識能力向上にもつながるでしょう。また、目を積極的に動かすことで目の血流も良くなり、緑内障の予防や進行抑制にも良い影響があるかもしれません。
ただし、モータースポーツはスポーツの中では費用がかかるので、気軽にできるスポーツではないと言う欠点がありますが…。
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