過小評価されている?正確なEVバッテリーの評価が必要な理由

2025年9月10日

読売新聞のEVバッテリーに関する記事です。

政府がトヨタやホンダといった自動車メーカーと協力し、EV用電池のデータ共有プラットフォームを構築するという内容のニュース。

主な目的は2つ

  1. EVバッテリーにはレアメタル等の鉱物が使われていて、中古品の海外流出歯止めは経済安全保障上の狙いもある。
  2. EVの価値を大きく左右するバッテリーの、正確な劣化状況を把握するため。

特に、2.の正確なバッテリー劣化状況を把握する点は、中古EVの評価や今後のEV市場活性化にとても重要なことだと思います。


EVバッテリーが過小評価されている?

EVの中古車相場は、バッテリーの劣化を恐れて内燃機関よりも落ちやすいです。EVの中古車相場が落ちやすいのは日本だけではありません。

最近、ドイツの自動車リース会社は、EVの中古車価格が予想以上に下落し、苦境に立たされていると報道されています。リース契約が終了して返却されたEVを転売しようにも、その価格は当初見込んでいた残価を下回ってしまい、損失が発生しているからです。大手リース会社の幹部たちは、規制当局がEVへの移行を急がせすぎると、リスクを避けるためにEVの取り扱いを縮小せざるを得なくなると警告しているとか。

自動車業界のデータや情報を提供するヨーロッパの専門企業のAutovistaのデータによりますと、2024年7月上旬の時点で、ドイツのEV転売価値は新型コロナパンデミック前の水準を24%下回っています。一方、ガソリン車の中古価格は約15%高いままです。

この問題、EVのバッテリーの耐久性が正当に評価されたら、ある程度改善される可能性があります。

しかし残念ながら今のEVバッテリーは

「比較的短寿命」
「中古EVは高額なバッテリー交換必須」

というイメージが強く、これがEVの中古車市場価格に大きな影響を与えていると思われます。実際には最新のEVはバッテリー寿命は消費者が思っている以上に長いという研究結果もあるため、適切に評価されることはとても重要。


適切な評価がEV市場発展に必須

急速にEV市場は大きくなっていますが、安定した市場にするには中古EVの適切な評価が必要になります。

中古EVの需要が上がれば、中古EV相場が上がります。リセールが見込めるのであれば新車EVを購入することを検討する人も増えます。

バッテリーの問題に加え、故障が少ない、故障した場合でも高額修理にならない、この条件がそろえばEV市場はもっと発展しそうですね。中国EVに市場を荒らされなければ…


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