ダチアが示す自動車本来の価値
欧州車の自動車メーカーの業績が良いとは言えない状況です。そんな中、欧州で今人気がある自動車メーカーはDACIAです。
2024年の販売台数は前年比2.7%増の676,340台を記録し、メーカー創設以来過去最高の販売台数と市場シェアを獲得しています。
販売台数を牽引しているのはサンデロとダスター。
欧州の自動車メーカーの車両価格がどんどん高騰している中、DACIAはゴーイングマイウェイの戦略を貫いています。
DACIAの特徴を箇条書きすると
・不必要な装備は排除
・シンプル設計で、耐久性とメンテナンス性が高い
・日常的な使用に十分な性能を備えている
・高いコスパ
・流行を取り入れつつも独特なデザイン
もう少しユーロが安くなったら、DACIAの輸入を再開したいと本気で思っています。
DACIAの業績が堅調な理由は、
・コスト削減
・製品ミックスの最適化
が大きく貢献していると言われています。
もう少し具体的に説明しますと、DACIAが持続的な成長を実現できているのは、競合他社と比べて15%のコスト優位性を確立するためのDTC(Designe To Cost)戦略と、他メーカーが収益の柱をSUVモデルに頼りがちになるところを、Bセグメントのサンデロ、Cセグメントのジョガーのように満遍なく販売が好調であることが堅調の理由です。
DACIAは不必要な装備は排除し、高いコストパフォマンスであることが強みです。しかし、Euro NCAPはDACIAがADAS(先進運転支援システム)を最小限に抑えているこに対して苦言を呈しています。ADASのお陰で事故を回避できたと言うシーンは一生涯に数回あるかないかだと思います。(年に何回もADASが事故を防いでいると言う人がいるなら、その人は完全自動運転を待つべきです)。その少ない機会に高額なコストを負担することは合理的ではありません。命や財産に関わることに対して合理性を求めるのは不適切かもしれませんが、リスクとコストのバランスはとても重要です。
今のところDACIAの販売戦略は上手く行っていて、今後も外部環境の悪影響が無い限りは好調を維持するのではないでしょうか。
これから欧州自動車メーカーは中国自動車メーカーとも戦わなければなりません。DACIAならコストパフォマンスでも十分中国勢に対抗できると思います。DACIAと同じグループのルノーも、今後は同クラスの内燃機関車と同じ価格帯のEVを出してくるみたいですね。
日産が目指すべきはDACIA的な戦略だったのかもしれません…。
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