整備士不足の今、安心・安全に車を維持する方法

2024年12月18日

今の日本の状況を鑑みて、輸入車に乗っているユーザーが、今後も安心・安全に車を維持するための方法を書こうと思います。

昨日のヤフーニュースの記事の通り、

「若者のクルマ離れ」より深刻…「整備士不足」で事故を起こしても車が直らなくなる

は、既に始まっています。

ヤフーのニュース記事を要約すると

  • 日本は人口が減り続いている
  • EVの浸透等、や自動車産業は、100年に1度の大変革期
  • 若者のクルマ離れが進んでいる
  • 車の買い替えサイクルが長くなっている、つまり整備をする機会が増える
  • 整備士不足で、修理・メンテナンスの作業が滞る
  • 事故を起こしても車が直らなくなる

こんな世の中で、どうやって輸入車を安心・安全に維持すれば良いのかを、輸入車の販売・修理を行っている立場にある私がアドバイスさせていただきます。

アドバイスと言ってもたくさんあるわけではありません。

まず1つは、行きつけのショップを決めて、点検・修理・メンテナンスは可能な限り1つのショップに依頼する、です。

リコールは例外として、複数の店に修理や点検を出すことはおすすめできません。複数のショップで修理・点検を行うと、整備履歴が分散してしまい、車の状態を正確に把握することが難しくなります。一つのショップに任せれば、整備履歴が全て一元管理されるため、車の健康状態を把握しやすく、適切なメンテナンスを行うことができます。転勤等やむを得ない理由で分散してしまう場合は、修理内容をしっかり把握して説明できるようにしておくと良いでしょう。

また、定期的に同じショップを利用し続けることで、担当整備士との信頼関係を築くこともできます。普段から点検・メンテナンスを受けているショップであれば、突然の故障やトラブルが発生した場合、迅速に対応してくれる可能性が高くなります。

ただし、修理内容に納得が行かない、不振に思う点があった場合は、他の店に相談するのも良いと思います。その際には、次のショップに修理内容に納得が行かなかった点、不振に思った点を正確に伝えることが重要です。

もう1つは少し難しいのですが、修理が大変な車は避ける、です。

輸入車に乗る以上、国産車よりも修理コストが高くなることは分かっていると思いますが、輸入車の中でもリスクの高い車両、低い車両があります。修理のビジネスをしていると、こんなところが壊れるなんておかしいでしょ…という車に遭遇したり、部品代が恐ろしく高額な車が存在することが分かります。具体的な車種はここでは言えませんが…。買う前にネットで調べればある程度情報は集められますけどね。


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