高額化している車のライト

2024年12月17日

自動車のヘッドライトのコストがどんどん高くなっています。

フランスの自動車保険修理協会SRAの調査によりますと、ヘッドライトの交換にかかる平均コストは過去4年間で70%も上昇していることが分かりました。

LED技術の採用が進み、特に状況に合わせて光の照射を細かくコントロールできるマトリックス式LEDはとても高額です。

LEDヘッドライトは、ハロゲンやキセノンよりも省エネですが、製造コストは高くなります。その理由はいくつかあります。LEDヘッドラインは制御回路等の部品コストが高いだけではなく、デザインの自由度が高い故に、複雑な形状や曲線を持つデザインになりがち。それが製造コストを引き上げている要因になっているみたいです。

実際にフランスでヘッドランプを交換した場合の金額は

ルノー・メガーヌ E-Tech:1,249ユーロ(日本円で約20万円)
現行アウディQ3:2,196ユーロ(日本円で約355,000円)

高いのはヘッドランプだけではありません。
プジョー208 マイナーチェンジ前のデイタイムランニングランプは片側で約55,000円でしたが、208 マイナーチェンジ後は片側で約162,000円とかなり高額です。3本爪デザインだから?

また、KIA EV6のリアランプは超高額で、例えばKIA EV6に追突してリアランプ全交換になった場合、LEDランプの部品代だけで日本円で約145万円位もするそうです。


KIAのサイトより引用

高級車やスーパーカーはもっと高額だと思いますが、一般的な乗用車のランプ類がこれだけ高額だと、ちょっとぶつけて破損させただけでも高額な修理になってしますね。修理代の高額化は自動車の保険料値上げに繋がります。


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