ステートファーム保険が下した”ある決断”

2024年10月28日

アメリカの個人向け保険大手の、ステートファーム保険(State Farm)が下した”ある決断”が話題になっています。日本ではあまり知られていない保険会社だと思いますが、State Farmはアメリカの自動車保険市場シェアの約18%を占めている保険会社最大手の1つです。

そのステートファーム保険が、火災リスクを懸念して全国の自社駐車場に設置されているEV充電ステーションを撤去する、と言う決定をしました。

話題になっている理由は
・リスク評価のプロフェッショナルである保険会社の決定
・会社の規模が大きなこと
・EV普及の過程であること

リスク評価のプロフェッショナルである保険会社、しかも最大手の1つである企業がEV充電ステーションを撤去すると言う判断は、他の保険会社や自動車メーカーにEVの課題を突きつけることになります。

ステートファーム保険

会社の規模が大きいので、全米に多くの支社や代理店を展開しており、EVで通勤している従業員も多いはずです。職場の充電ステーションでEVを充電していたステートファーム保険の従業員は、新しい充電オプションが決まるまでは別の方法で充電することを考えなければなりません。自分の家で充電すれば良いだけの話ですが、充電時間が長く電気代が発生します。

新たな充電代替案はまだ決まっていないそうです。建物や施設から離れた広い場所に充電設備を設置する方法なら、仮に火災が発生しても被害を最小限に抑えられます。しかし駐車場が遠くなると利便性が損なわれたり、そもそも場所の確保が難しい可能性もあります。

日本では充電中の火災のニュースを聞いたことありませんね、理由はいろいろあると思いますが…

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