ハリケーンの影響で半導体不足再来の恐れ
アメリカ南東部を襲ったハリケーンのヘリーンの被害の大きさが明らかになりつつありますが、まだ多数の行方不明者がいます。
ハリケーン・カトリーナ以降最悪の被害をもたらしたヘリーンですが、このハリケーンの影響で半導体不足になる恐れがあるそうです。
ハリケーンの被害を受けたノースカロライナ州のスプルースパインにある鉱山で、半導体製造に欠かせないクオーツ(石英)が採掘されています。この鉱山がハリケーンの被害を受けてしまいました。この鉱山で採掘されるクオーツは世界で最も純度が高いと言われています。
Gigazineにスプルースパインのクオーツに関する興味深い記事がありました。
半導体チップ製造において、耐熱性と化学的安定性のある高純度のクオーツが不可欠です。極少量の不純物でも回路に悪影響をあたえるので、純度の高さはとても重要と言われています。また、今のところクオーツの代替品も存在しません。
そんな世界唯一の高純度石英産地が採掘できる鉱山の操業が止まってしまうと、半導体不足になって自動車の生産にも影響が出る可能性があります。ここらでどこかの自動車メーカーが半導体製造不足の影響を受けない、シンプル構造の車を生産すれば売れそうなのに…、と思いましたが、いろんな規制をクリアするためにはハイテクに頼らなければならないのでしょうね…。
もしかしたら、発売されたばかりのiPhone 16シリーズにも何らかの影響が出るかもしれませんね。因みに今回のハリケーンでiPhone の衛星経由の緊急 SOSが活躍したそうです。
iOS18~追加されたiPhone の衛星経由の緊急 SOSは、モバイル通信やWi-Fiの電波が届かない場所からでも人工衛星を経由して緊急通報できる機能です。日本でこの機能がどこまで役に立つか分かりませんが、デモがあるのでいざというときのために練習しておくと良いと思います。
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