車の内気循環は極力使わないほうがよい理由
今年の夏はとても暑くて、もうすぐ10月に入るというのに週間予報の最高気温を見ると33℃~34℃の数字が並んでいます。
暑い日に少しでもエアコンの効きを良くしようと、内気循環のボタンをポチッと押す人もいるのではないでしょうか。
余計なお世話かもしれませんが、エアコンの効きを良くしたい理由で内気循環ボタンを押す習慣がある人は、早めにやめた方が良いかもしれません。
絶対に押すなとは言いません。野焼きをしている近くを通る時や、整備不良でマフラーから煙を出している車両の近くを走る時等は使うべきだと思います、それでも一時的に使用するに留めておいたほうが良いでしょう。
英国のタブロイド紙『Daily Express』は、専門家の見解として、内気循環ボタンを頻繁に押す習慣が健康に悪影響を与える可能性があると伝えています。
特に今年の夏は猛烈に暑かったのですが、車内が高温になることによって、内装に使用されている素材が化学反応によって空気中に放出され、それを人が吸い続けることによって何らかの健康リスクが発生する恐れがある、と言うのです。
具体的には、接着剤に使用されている有機化合物やプラスチックを柔らかくする可塑剤です。これらは内装素材内部に閉じ込められていますが、高温になることによって他の物質と反応したり、熱でび割れた内装素材から放出される恐れがあります。
車に乗る頻度にもよるとは思いますが、できれば健康のリスクになることは少しでも排除しておいたほうが良いと思います。
外気導入でも基本的に粉塵や花粉はフィルターがキャッチしてくれます。定期的(できれば年1回)に交換することをオススメします。
好きな車と、暮らそう。
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