新車の販売も購入も難しい時代
ここ最近日本では新車を購入したくても、納期がかなり先になるのでなかなか思うように希望の車を買えない状況が続いています。
世界的に新車が不足しているのだろう…、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。アメリカでは、去年と比べて新車在庫量が57%も増えていて、6月の時点で自動車メーカーが 290万台に達しているそうです。これは昨年同月と比べて約90万台(57%)多い数字です。在庫が増えている主な原因は、金利の上昇、物価高。
特にステランティスの在庫が多いみたいです。
先月も米のステランティスディーラーが、車が売れなくて苦戦しているとブログに書きました。
アメリカは今年の9月に利下げ、続いて11月にも利下げが行われるとの噂が出ています。それまではなかなか在庫は少なくならないかもしれませんね。
また、ドイツではEVの販売が大きく落ち込んでいて、年末にEV購入補助金が打ち切られた影響もあり、先月(7月)のEV登録台数が去年の同月より37%も減少しました。その一方で内燃機関車は7%増加しています。欧州の他の国でもEVの販売台数が減少しているようです。今は各メーカーがEVにチェンジしようとしている中途半端状況なので、どれにしようかな、と迷うほど選べる新車がありません。
EV化に関してとても気になるニュースがあって、ロータスがエリーゼの後継モデル(Type 135)のEV開発を一旦中断する可能性がある、というのです。
その理由は、今のバッテリー技術ではバッテリー重量が重すぎて、ロータスの伝統である“ライトウェイトスポーツ”の実現が難しいからです。軽量であることを最も重視してきたロータスにとって重いスポーツカーを世に送り出すことは、ロータスの伝統に背を向ける行為になります。それでもロータスは完全EV化を予定通り実現さるそうですが、てことはバッテリーの技術革新待ち、というとになりますね。
バッテリーの技術革新待ちと言っても、ロータス自身がバッテリーを開発しているとは思えません。つまり、他社・他機関が革新的なバッテリーを開発するのを待つしか無い、とも言えます。
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