看板の車を検知して緊急停止
最近の自動車には、運転支援システムが搭載されていて、各自動車メーカーが競い合って開発を進めています。
特に中国の自動車メーカーはレーザーを使って、前方対象物までの距離や形状を把握できるLiDARの開発に力を入れています。さらに最近はステレオカメラ(2つ以上のカメラ)を使って車両の前方を撮影。それを解析して周囲の状況を立体的に認識しています。
ところが最近こんなニュースがありました。中国の自動車メーカーの理想汽車が製造販売している理想 L9(Li auto L9)が、湖北省襄陽市の高速道路を走行中に予期せぬ緊急停止をしてしまったのです。
なぜ緊急停止してしまったのでしょうか?
この記事のタイトルに答えが書いていますが、看板の車を検知してしまったのです。
結果看板だったけど、理想 L9の緊急停止システムはちゃんと前方を監視していたんだよね?と言う意見もあるかもしれませんが、この手の安全支援装備は正確でなければ逆に危険です。
今回の急停止で、後続車両が追突してしまい、理想 L9に乗っていた2人が負傷しています。理想汽車はソフトウェアの更新によってこの誤検知を修正できる、と主張しているそうです。
まだ発展途上にあるので、どんな誤作動を起こすか分からないってのはちょっと怖いですね。
好きな車と、暮らそう。
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