イギリスの若者も車離れが加速するであろう理由
日本では一昔前から”若者の車離れ”が叫ばれています。
車両価格が上がり、維持メンテナンス費、税金、保険代、駐車場代等のコストが高額で、車を購入する優先度が落ちていることが原因でしょう。
18歳で運転免許を取得してすぐに車を買って乗ろうとしても、自動車保険で車両保険付きにすると車種にもよりますが年間35万円位支払わなければなりません。
スマートフォンを持っている若者がローンで車を買うと
・自動車ローン:30,000円/月
・自動車保険:30,000円/月
・スマートフォン:10,000円/月
ここに自動車税、車検代、燃料代、駐車場がなけば駐車場代が必要になります。
実家で親と暮らしているなら払える金額だと思いますが、一人暮らしや結婚して実家から出ている若者の場合、高給取りかそこそこのお金持ちじゃなければなかなか厳しいですね。
日本の車離れは深刻だ…、と思っていましたが、イギリスは更に大変なことになっているとyahoo UKニュースの記事で知りました。
イギリスでは17歳から車の運転ができるそうですが、17歳で自動車保険に入ると年間平均保険料が3,500ポンド、日本円で約69万円も必要になるそうです。イギリスは2022年~2023年の1年間だけで25%も平均自動車保険料が上がっています。
さらにこの3,500ポンドの保険には日本で言う車両保険が付保されていないらしく、”Comprehensive”と呼ばれる日本の車両保険に近い内容を加えると倍位の金額になってしまうのです。
ロンドン在住の日本人の方がnoteの記事に、”車の保険が高すぎて仰天”というタイトルの記事を書いています。
十代の子が保険に入ると年間保険料が6200ポンド、今の為替レートで計算すると122万円オーバー!これじゃお金持ちじゃないと乗れませんよね…。
日本では自賠責保険(強制保険)があるので、任意保険に入っていなくても違法ではありません(おすすめはしません、というか乗らないでほしい)。
しかし、強制保険の制度が無いイギリスでは、無保険で車を運転することは違法になります。去年だけで6,316人が無保険運転で有罪判決を受けているそうです。このままではさらに無保険ドライバーが増えるので、何らかの介入が必要と言われています。
好きな車と、暮らそう。
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