AIのせいで自動車保険料が上がる?

2024年5月8日

イギリスの自動車雑誌、Auto Exressの記事に便利な技術の悪用によって自動車保険料が上がっていると指摘した記事がありました。

その便利な技術は生成AIです。

事故の瞬間の映像や写真を生成AIによって制作し、ノーダメージの自動車をAIで処理して破壊させたり、軽度の損傷を大きな損傷に偽装して保険会社に請求しているケースが増えているそうです。

イギリスでは保険修理がどのような手順になっているのか分かりませんが、日本では保険修理する場合、一定金額を超えると保険会社はアジャスターを派遣。実車の損傷箇所を確認して被害額の査定をします。

保険会社も、去年騒ぎになった某モーターのような契約数が多いところへは、アジャスターが派遣されることは少ないみたいですが、弊社のような規模だとバンパーぶつけた程度でもすぐにアジャスターが派遣されます。

AIを使用したと思われる虚偽の請求が急激に増えたイギリスでは、保険の不正防止チームが怪しい請求を調査するようになりました。

実際に不正を特定したケースがあります。疑わしい保険請求があり車の持ち主のSNSを調べたところ、プロフィール内で使用されていたノーダメージの車両を発見。事故の証拠として提出された画像と全く同じ位置や撮影アングルで、窓ガラスの光の反射、背景も完全に一致していたので、これは言い逃れできません。


出典:desiblitzより

不正によって加入者全体の保険料も増えてしまうので、今後はAIによる不正対策を強化しなければならないようです。

好きな車と、暮らそう。

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