アメリカで軽トラが売れている理由
最近Yアメリカで日本の中古の軽トラが売れているそうです。
詳しいく知りたい方は日テレNewsの映像をご覧ください。
アメリカには多くのピックアップトラックが存在しますが、どれも不必要に大きくて重量もとても重く、不経済なモデルしか選択肢がありません。
軽トラが人気な理由は、コンパクトで小回りがきき使い勝手が良いからです。だったらアメリカでもコンパクトなピックアップの新車を販売すればよいのに…、と思いますよね。
トヨタのピックアップトラックのタンドラやタコマはアメリカで販売されていますが、より小型なハイラックスのピックアップは販売していません。タンドラやタコマよりもコンパクトなハイラックスを販売すればそこそこ売れるはずですが、大人の事情があってそれが簡単にはできないのです。
大人の事情とは60年以上前の政策、チキンタックスの報復措置です。チキンタックスについて詳しく知りたい方は
をご覧ください。
ドイツがアメリカ産の鶏肉に関税をかけられたことに対する報復措置として、当時アメリカで売れていたVWのピックアップが売れなくなるよう、25%の関税を課したのです。実質VWのピックアップに対する報復措置でしたが、VWのピックアップのカテゴリである”ライトトラック”に25%の関税をかけました。
タンドラやタコマはアメリカで製造していますが、ハイラックスはアメリカ以外の国で製造されているので、25%の関税がかかってしまうのです。
60年経過したいまでもチキンタックスの影響は残っていて、この政策のせいで自国民はピックアップトラックの選択肢が狭くなっています。
アメリカでは25年以上経過した車両はいろんな基準が緩くなる、25年ルールがあります。古い軽トラなら車両本体価格も安いので25%の関税もどうってことないのでしょう。
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